読み進むにつれて、すごくおもしろかったです。みんな個性があって、そんな中それぞれに、恋愛に対してコンプレックスがあるんですけど、それがまたおもしろくて、読むのが止まらなかったです。
知らなかったですね。でも、仕事に向いてばかりで、恋愛がおろそかになっているという登場人物を思うと、そういう人たちってけっこういるんじゃないかと思いました。僕の周りにもそういった人がいるかなと、ちらほら知り合いの顔が浮かんできましたね。
駿平も恋愛ニートの一人なんですけど、駿平の場合は恋愛をバカにしているというか「恋愛なんてゲームでしょ」という感じで、女性を振り回しているところがあると思います。恋愛が苦手というキャラクターではなく、行動を起こすタイプなので、演じていてすごく楽しいですね。でも、僕自身としては、駿平のように行動することはできません(笑)。
女性との距離感やさりげないボディタッチなど、女性慣れしている振る舞いでしょうか。それと、実年齢もそうですけど、メインの登場人物の中でいちばん若いキャラクターなので、若いエネルギーみたいなものが出せるといいなとは考えています。声もワントーン上げて演じています。
それと、「スイーツ男子会」のシーンに関して、台本を読んでいるときからちょっと引っかかってた部分があるんです。具体的には、駿平のポジションとかセリフを、どのように見せればいいかということ。駿平が女性と居る場合は、駿平は女性に対して、ちょっと高いところにいる感じなんだろうなと、想像しているんですけど、スイーツ会での駿平はどういう感じで居ればいいのか、撮影のときはちょっと緊張しています。
みなさん年上の方ばかりで、これほど同年代のいない撮影現場は初めてなんですけど、みなさん素敵な方ばかりで、そんな人たちのセリフのやり取りをそばで見ていると、ものすごく勉強になります。「あぁ、そんな風にセリフを言うんだ…」という感じで見ているんですけど、僕も負けないよう、埋もれないように頑張りたいと思っています。
恋愛している方もしていない方も、男女を問わず楽しめる作品になっていると思いますので、ぜひ観てください。