向井理×木村文乃×佐藤二朗 座談会 前篇

金曜ドラマ『神の舌を持つ男』金曜日よる10時から

向井理×木村文乃×佐藤二朗 座談会 前篇

後編

3人の掛け合いがすごく面白くてバランスがいいなと。

佐藤:堤さんが1話撮影のしょっぱなに、「非常に3人がいいバランスだ」とおっしゃったんです。それで僕らも“これは勝算がある”と思いながらやれましたね。
向井:難しいんですけどね。コンビだと自分のないモノを相手が持っていたり、相手が持っていないものを自分が補ったりして、全く同じって事はないんです。けれどトリオだと、2人がいて、その間なのか、ちょっと上なのか、どちらにしても三角形を作らなきゃいけない。2対1になっちゃいけないので、それが難しくて。
佐藤:そうだね。
向井:今回は、木村さんがぶっ飛んでいて、二朗さんがツッコミ。ボケとツッコミの関係は出来ていて、その上で僕もボケないといけないんですけど、
佐藤:うんうん。
向井:ここまでボケちゃうとブレるなと。
木村:うんうん。
向井:蘭丸は人と違うから、普通はリアクションするであろうところでリアクションしないとか、隙間をどんどん狙っていかないといけなかったので大変でしたね。とにかく3人がお互いをくわないように、いい関係でいるにはどうすればいいのかといつも考えていました。

堤監督から具体的な指示はありましたか?

向井:たぶん、木村さんに対してが多いかな。
木村:はい。
向井:ボケ担当として、台本にないこともやっていかないといけないし、堤さんの思いつきを一番ぶつけられるポジション(笑)
木村:笑。
佐藤:そうだね〜。
向井:本番いきます!よ〜い……というところで、「○○やって」と言われ、瞬発力がないといけないのが、光を演じる木村さん。僕はわりと横目で楽だな〜って(笑)
佐藤:笑。
木村:笑。
向井:蘭丸は、何も言われないから(笑)
佐藤:そんな事ないけどね。ま、量で言えばね。
向井:2人は忙しいですよね(笑)
佐藤:木村にふるボケが増えると、当然、僕のツッコミも増える(笑)あ、普段ね、理がこういう役をやるのも、木村がこういう役をやるのも珍しいんですよ。実は僕も、どちらかというと木村が演じている光のような変わった役をいただく事が多いので、今回の寛治のように一番まともでツッコミ役をやれるっていうのは、すごく嬉しい。3人とも普段やらないような、意外なキャスティングで、しかもバランスがいいって……上層部に媚を売るわけじゃないけど(笑)、素晴らしいキャスティングだなって思いました。
向井:僕、分かりました!前々からそうですけど、堤さんは役者に考えさせないんです。「これやって」「これやって」って言われて、それをやったら面白い。
佐藤:うんうん。
木村:うんうん。
向井:だから、堤さんがOKって言ったらOKだし、言われた事をやったら面白くなると分かるから信頼している。4話だったかな?変な歌を歌わされたのですが、
木村:あはは。
佐藤:あったね。
向井:それが、面白いんですよね。
木村:面白かった。
向井:今になって思えば、僕、わけ分からない事していたなと思うんですけど、映像で見ると面白い。それは、その場で堤さんが考えさせないからだと。木村さんに対しても、考える間もなく、
佐藤:そうだね、考える間がないもんね。
向井:そのままやれば面白いから。それって、役者に変な発想をさせない、追い込み演出!
佐藤:ああ、なるほど!!
向井:堤さんの場合は、何も考えないでやっていいんだなって。
佐藤:本当は前から考えているのかもしれないけれど、実際、その場で堤さんが思いついたことだったとしたら、本当に“間”はないよね。
向井:ない。
木村:ないですね。
佐藤:僕らに考える間はない。
向井:ないない。

考える間を与えない演出。木村さんは演じてみていがかでしたか?

木村:光という破天荒な人物をどのように演じたらいいのか、台本に書いてない事をどこまでやればいいのかすごく悩んでいて。その時、二朗さんが「3人の関係性が、きちんと立った方が絶対に面白いし、そのためには光がかき回さないといけないから思いついたことはドンドンやって欲しい。俺はそれを全部受けるから」と言ってくださって。そう言って下さるんだったら思いっきりやらなきゃダメだって振り切れました。台本には、光のセリフは書いてあっても、仕草は書いていないんです。でもかき回すためには、丸ちゃん(蘭丸)に急に抱きついたり、叩いたり、そういうお芝居が必要で。でも、そういう事をすると、相手のお芝居にも影響が出るので「すみません」と思いながらやっていて。そんな時、向井さんも「光の行動で、こっちもリアクションが取れるから気にしてないよ」とおっしゃってくれたので、向井さんと二朗さんには本当に助けられて、毎日撮影しています。

その葛藤から“これはつかめた!”と思ったのはいつですか?

木村:それは正直、今も悩んいます。ただ、お2人が言うように、堤さんは考える間を与えてくれないし(笑)
向井:ですよね。
木村:でも、やりすぎたら「それはいらないです」とはっきり言ってくれます。
佐藤:うん。
向井:そうですね。はっきり言われる。
木村:はい。
佐藤:ダメなときはね。
木村:はっきりと、
向井:あれはちょっと傷つきますね。
佐藤:あはは!!そうだね。
向井:あんまりやらないんだけど、たま〜にやると、「やめとこうか」って(笑)
佐藤:そうなんだよね(笑)

むちゃぶりには慣れましたか?

木村:慣れたというよりは、少しは恥を捨てられたのかな、と(笑)。あるゲストの方と延々と小突き合いをするお芝居があったのですが、中々カットが掛からなくて。相手の方がガンガンやってくるから、応えなきゃと思ってやっていたら、頭がまっしろになって何をやっていたのか覚えてなくて。そこで、“もう、色々と考えるのはあきらめよう”と思えて、気持ちが楽になりました。

自分でなく相手のキャラクターをモニターなどで見て、これは蘭丸だな、光だな、寛治だなと感じる部分は?

佐藤:僕はツッコミ役なので、自分が前に出るというよりは、冷静にセリフのトーンを聞いたり仕草を見たりしなきゃいけないので、客観的に見る事が多いのですが、蘭丸も光も、回を重ねる毎に役になってきているし、日本で一番、朝永蘭丸のことを分かるのは理で、甕棺墓光のことを分かるのは木村だから、具体的に“ここ”というのは難しいですね。もちろん、普段はお2人とも役とは全然違う方なので。芝居が始まると、目線をはずすとか、あえて見てないだとか、
向井:全然見てないですね。
佐藤:普通の人が興味を持つようなことに、蘭丸は興味がないので。ふと蘭丸を見ると、全くこちらを見ていなかったりするんです。上から目線だけど、お2人とも染み付いてきているなと。

撮影中、相手の芝居をモニターで見て笑っちゃったりしますか?

向井:僕は普段からモニターを見ないですね。
佐藤:みないね、モニター。
向井:堤さんは、モニターを見る時間すら与えてくれない(笑)
佐藤:あははは。
木村:まさに。
向井:堤さんの場合は、翌日に今まで撮ったものを編集して見せてくれるんです。オールロケということもありますが、現場でモニターを見ることは殆どないですね。
佐藤:ないですね。
木村:ないです。
佐藤:クヨクヨしなくていいよね。
向井:そうですね。
木村:笑。
向井:本当にそうで、撮影のテンポがいいという事もあるし、いちいち気にしない。自分のダメな部分とか。二朗さんは特に真面目で、自分にダメ出しするタイプなんです。だから、自分のお芝居とか、モニターとかでみちゃうと気にしちゃうと思うんです。
佐藤:ああ、こうしていればよかったって。
向井:それを引きずる事がないから。
佐藤:どんどん進んでいくからね。
向井:振りかえらない、潔さはありますね。
木村:私も最初は“今まで撮った映像を見ましょう”という時に見に行っていたんですけど、見ると羞恥心が出てきちゃうんです。光はとんでもない人間なので(笑)。見ちゃうと客観的にこう見えるんだ…と考えちゃうので、最近は逃げています(笑)。

神々しい蘭丸の三助のシーンはいかがですか?

向井:神々しいのは照明さんのおかげです。

お色気的な部分も?

佐藤:三助なので、主に女性の背中にお湯をかけたりしますが、お色気とまではいかないかな……
向井:どうなんでしょう?それを火野正平さんがやるから、そう見えるところはある。
佐藤:そうだね。
向井:さすがの火野正平さん!
佐藤:そうです、そうです。
向井:隣で見ていて、これは何なんだと(笑)
木村:笑。
向井:ずっとそばで見てますから。
佐藤:孫だからな。
向井:すごいなって。
佐藤:火野正平さんが三助という、この説得力!ドラマ・映画含めて、ここ数年で最高のキャスティングじゃないかと!
向井:そうですね。
佐藤:と思っちゃうぐらい、
向井:すごい!でも、蘭丸に関してはあまりお色気にはなっていないです。
佐藤:そうですね。
向井:三助のとき、蘭丸だけでなく寛治さんも一緒なのですが、
佐藤:そうですね、僕もそういう姿になっています。
向井:お色気はないですね。

女性目線で見て、三助シーンはいかがですか?

木村:光は女性なんですけど、キャラクター的に女性というよりは、ただただ変な人なので(笑)。ただ、あの、、、お二人ともお尻がきれいです(笑)
向井:まあね、それはなんというか……しょうがないね、それは(笑)
佐藤:しょうがないって(笑)
木村:笑。
向井:僕思うんですけど、あんなにも色気のない裸体ってないなと。色気ないですもん、蘭丸って。
木村:うん。
佐藤:そうか、そうだね。向井理でなくて、朝永蘭丸だから。
佐藤:色気ないよね。
向井:こんなにも色気がないのか、と自分でも思うくらい無かった。それはいいことなんですけど。
佐藤:なるほど。
向井:色気があると、蘭丸じゃない。
木村:うん。
佐藤:そういう意味じゃ、向井理の裸体と佐藤二朗の裸体だと、向井理の裸体の方が色気はあるけれど、朝永蘭丸の裸体よりも、大人の魅力というか、怠惰な…
木村:熟れた(笑)
佐藤:熟れた(笑)
向井:熟れた果実
佐藤:熟れた果実の宮沢寛治の裸体の方が色気はあるかもしれないね(笑)
向井:そうですよ!
佐藤:役で言えば。
木村:笑。
佐藤:熟れた果実……、怠惰な肉体(笑)
木村:笑。
向井:笑。

連続ドラマは箸休め的な回が中盤にあるんですけど、今回は全話見逃せない?

佐藤:見逃せません。
木村:むしろ目を奪われる。
向井:休ませない。
佐藤:休ませないね。寝ているやつがいたら起きろ〜って感じで、
向井:ですね!

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