らくのうびより

毎週日曜日 ひる12:54

2017.01.28 OA

埼玉県本庄市児玉町《よしのすけ牧場》で、
新たな命が誕生する瞬間に出会いました。

「牛の尻尾がピンと上がり続けている状態になると、
子牛が生まれてくるサインですよ」と、牧場のお母さん
鈴木貴美子(61)さんが語ります。

貴美子さんの息子で、酪農家の鈴木義之助(33)さんが
牛の状態を確認すると、今回の出産は、逆子であることが
分かりました。「このまま自然に産ませると、先にヘソの緒が
切れる可能性が高く、子牛の頭が母牛のお腹の中に残ったままで
窒息してしまいます。なので、子牛を引っ張り出して産ませます」
と準備を始める義之助さん。母牛は、ジッとその瞬間を待っています。

写真1

そして…
無事、健康な子牛が誕生しました。
翌日には、母牛のそばで元気に飛び跳ねる生まれたばかりの子牛の
姿がありました。母牛が、愛おしそうな眼差しで子牛を見つめる姿が
印象的でした。

写真1

酪農家からの一言

酪農家写真

鈴木義之助(33)さん

牛たちは大事な従業員で家族です。
牛たちが快適に過ごせて、おいしい牛乳を作れるように私たちも日々がんばっています。
そして、消費者の皆様が安心して飲める牛乳を提供していきたいです。