らくのうびより

毎週日曜日 ひる12:54

2016.12.10 OA

静岡県富士宮市《朝露メープルファーム》で働く
酪農家の丸山純(30)さん。
この日は、牛の蹄に出来た病気を【削蹄】と呼ばれる
蹄を削る作業で治療していきます。

「牛の蹄と肉の間の組織が緩むことで、
炎症を起こすことがあります。
これを放置すると牛は足が痛くて餌を食べなくなって、
乳が出なくなって牧場を去らなければならなくなる」
そう語りながら、牛の蹄に出来た膿を取り除く丸山さん。

写真1

蹄に炎症が出来た牛は、痛みから歩きづらくなりますが、
丸山さんに治された牛は、普通に歩けるまでに回復します。

処置を終えて、スタスタ歩くことが出来るようになった牛が、
遠くに歩いていく途中、ふいに振り返り、丸山さんを見つめました。
「ありがとう、と言っている」と微笑む丸山さんでした。

写真1

酪農家からの一言

酪農家写真

丸山純(30)さん

僕は背が183センチで骨折を今まで一度もしたことがありません。
生まれてから牛乳をいっぱい飲んできたからだと思います。
やっぱり牛乳というものは体を丈夫にする飲み物だと思うし、すごく栄養のあるものなので沢山飲んで欲しいです。
牛乳が牛という生き物から出る大切な「命の飲み物」だということをもう一回思い出して欲しいです。