らくのうびより

毎週日曜日 ひる12:54

2018.01.28 OA

神奈川県茅ケ崎市、かきざわ牧場。

らくちゃん「牛さんたちの後ろにある『溝』が、
どこかにつながっているみたいだけど…この機械なあに〜?」

酪農家・柿澤博さん(52)が答える。
柿澤「これはですね、固液分離機といいます。
水分の多いふんを固形物と液体に分離する機械なんですね」

写真1

牛さん「なんでそんなことするの?」
柿澤「堆肥化にするための機械ですね。
大きなメリットとして、相当の臭いは軽減します」
らくちゃん「だから、お家が、こんなに近くにあっても、
平気なんだ〜
柿澤さん、堆肥って、どうやって作るの?」
柿澤「(ビニルハウス内を指して)固液分離機で分離された固形物を
ここへ投入して、撹拌する機械が自動で動いています。
水分をさらに飛ばしています」

写真1

ハウス内で水分を飛ばした固形物は、
その後寝かせて発酵させる。
柿澤「(発酵した固形物をつかんで)これになると、
臭いも少なくて、ふんの臭いじゃないんですよね。
土みたい、そんな風な臭いになりますね」

完成した堆肥は袋詰めして農協の直売所で販売している。
柿澤「住宅街ですから、こういう施設を建てて堆肥化しないと。
臭いの問題を考えたら
堆肥化することのほうが解決策になるわけです」
らくちゃん「住宅街の牧場は、堆肥化で、一石二鳥だね!」

酪農家からの一言

酪農家写真

柿澤博(52)さん

愛情込めてお世話した牛から搾った牛乳は、 甘くて美味しいです。
どうぞ皆さん、安心して飲んでくださいね。