らくのうびより

毎週日曜日 ひる12:54

2017.10.01 OA

茨城県小美玉市、高野牧場。
牛舎の掃除をしている酪農家の高野賢一(24)さん。

らくちゃん「去年の春、大学卒業と同時に牧場を継いだ賢一さん。
うわっイケメン!若いのに立派ねぇ〜」

牛の様子を観察したり食べ残したエサを見ながら、
賢一さん「今日はいつもより食ってないな、とか。
一番調子がわかるのはやっぱり糞ですね」

トラクターを運転している賢一さん。
その様子を見守る妻・里佳(24)さんと長男・陽太(1)くん。

写真1

らくちゃん「実は、奥さんとお子さんがいるのよね!かわいい〜
でも、結婚、早くない???」
里佳さん「もう、在学中に籍は入れて」
らくちゃん「ふうん、どっちから好きになったの〜?」
里佳さん「え?…私ですかねえ‥恥ずかしい」
らくちゃん「OH!もうレツ〜!」

牛が餌を食べている。
牛の世話や作業は、すべて夫婦二人で行っている。
らくちゃん「奥さんも毎日、大忙し!…陽太(ひなた)君も、お腹すいたのかな?」

夕日が沈んでいく。
牛舎の片隅で一人悩んでいる賢一さん。

らくちゃん「あれっ何か悩み事?」
賢一さん「毎日どう予定を立てて働くかっていう…
効率よく働かないと仕事が終わらない」

夫婦二人、搾乳機械を持って牛舎へ入っていく。
賢一さん、里佳さん、並んでそれぞれの牛から搾乳をしている。

写真1

らくちゃん「ご夫婦一緒に搾乳!若い2人を見ていると一生懸命さが伝わってくるわね〜」
賢一さん「まだペーペーだから。初心者だから」
笑う賢一さんと里佳さん。

酪農家からの一言

酪農家写真

高野賢一(24)さん

乳牛を健康に飼うということ。これは簡単なことのようでとても難しいことです。乳牛は健康であることによって妊娠し、子を産み、初めて乳を出してくれます。妊娠するというのは人間でも同じだと思いますが、誰かが好き勝手にコントロールできるものではありません。そのため、餌の品質、寝床の快適性、暑熱対策など、様々なことを工夫し、乳牛に健康でいてもらうことによって、酪農家は牛乳を搾ることができます。