川崎地区大会は、指揮者の岡本仁先生、ヴァイオリン奏者の木村真喜子先生、クラリネット奏者の品川秀世先生、声楽家の田島好一先生、文部科学省の津田正之先生が審査をしてくださいました。

審査員の先生から品川秀世先生の講評
まだまだ残暑厳しい本日、川崎市教文化会館において、小・中学生の皆さんの熱演が繰り広げられました。感情豊かなニュアンスと抑揚、時には振り付けつきで音楽を表現されていた第一部の重唱・合唱。二部、三部では、邦楽・器楽・木琴合奏から弦楽・吹奏楽・オーケストラと多彩な編成、それぞれにこだわりのある音楽、身体いっぱいの表現で、素晴らしい演奏でした。今日のステージに向け、毎日暑い中練習を重ねてこられた小・中学生の皆さんの想いのこもった熱い音楽が、夏休み最後の日曜日、ご家族、友人の皆さんでいっぱいになったホールに響き渡っていました。

古谷有美アナウンサーの感想
まだまだ残暑厳しい中、今日は川崎市教育文化会館で川崎地区大会が開催されました。参加校の皆さんお疲れ様でした。
県内、県外から多くの学校が参加する中、遠くは静岡県から来られた皆さんもいました。私たち大人が暑い暑いと団扇を動かす傍らで、真っ黒に健康的に日焼けした肌とそれ以上に眩しい笑顔を輝かせて、楽器と向き合う皆さんの姿が印象的でした。
また今日は、個性豊な演奏が聴けた大会でした。お箏や篠笛、三味線などといった和楽器だけを使った演奏で、賑やかな縁日を表現したかのような学校もあれば、オペラの優雅で荘厳なメロディーに中世ヨーロッパの貴族を思い浮かべさせてくれるような学校も。皆さんそれぞれが自分たちの奏でる曲のストーリーを描いているのだということがビリビリと伝わってきました。聞き入りすぎて、思わずマイクを持たずにステージに歩いていってしまったほどでした！お恥ずかしい・・・。
その他、私がかつて習っていて今でも好きなクラシックバレエの名曲や誰もが一度は耳にしているであろうモーツァルトやホルストの名曲、逆に初めてだけど不思議な懐かしさを覚える曲・・・。それぞれの大会で異なるメロディーが味わえるのも、こども音楽コンクールの魅力です。
まさに「十人十色」ならぬ「十人十音」です！
皆さん、今日も素敵な演奏をありがとうございました。