中学校・器楽部門は、トロンボーン奏者の大内邦靖先生、文部科学省の大熊信彦先生、指揮者の岡本仁先生、ヴァイオリン奏者の木村真喜子先生、音楽教育の高須一先生、ヴィオラ奏者の山田雄司先生、トランペット奏者の吉田太美男先生が審査をしてくださいました。

審査員の先生から岡本 仁先生の講評
重奏、合奏・・・・各部門それぞれが見事に磨き上げられたリッパな演奏でした。
オーケストラの名曲は折角選んでもカットしなければならない時があり、残念ですね。
管楽は、どれも粒ぞろいの好演・力演ばかりでした。ただひとつだけお訊ねしたいのですが、あんなに大きな音を出さないと満足しないのですか？弱音により多くの音楽の味わいがあるのだ・・・と私は思うのですが。

古谷　有美アナウンサーの感想
東日本優秀演奏発表会を終えて
気が付けば、以前司会をさせて頂いた夏の地区大会の頃の蝉の声はもう無く、師走も中旬に入ろうとしています。
時の流れと同じくして、久しぶりに聴いた皆さんの演奏もまた、以前より更にパワーアップしているな！と終始驚いてばかりの一日でした。音の響きやハーモニーに磨きがかかっているのは言うまでもなく、指揮の先生がタクトを構えられた瞬間、しゅんと背筋を伸ばして集中する皆さんの横顔に、この何ヵ月間に流した分の汗（ともしかすると涙も？）を感じました。
何かひとつのことに、誰かと共に長い間、それも本気で取り組み続けることは、そう頻繁にありません。皆さんが今日まで途方も無い時間を、隣にいるその見慣れた笑顔と費やしてきてくれたこと。この舞台での、大切な一曲のために。それだけ今日が特別だと思うと、結果発表では足が震えました。
「この冬いちばん寒い朝、四時に起きて来ました」
「今のメンバーでの演奏は今日が最後」
そういった皆さんからのメッセージをご紹介する中、今回特に多く目に付いたのは「今まで支えてくれた方への感謝」という言葉でした。半端な気持ちじゃない、決して楽ではない、ずっと上手く行ってきたのでもない。だからこそ、誰かへの「感謝」が芽生えることを、私自身が皆さんに教えてもらいました。
こんなに沢山の素晴らしい演奏を届けてくださった皆さんに「感謝」の気持ちで一杯です！改めて受賞された皆さんおめでとうございました！そしてすべての参加してくれた方たち、お疲れ様でした！