鎌倉地区大会は、音楽教育の小原光一先生、クラリネット奏者の品川秀世先生、ヴァイオリン奏者の白井英治先生、作曲家の外山和彦先生、指揮者の古橋富士雄先生が審査をしてくださいました。

審査員の先生から外山　和彦先生の講評
あいにくの雨の中でしたが、各校とも日頃の練習の成果を発揮しようとホットな演奏が続きました。真剣な表情、微笑みそして楽しそうな笑顔、みんな音楽を心から愛しているのが良くわかりました。
重唱、合唱ではやはり聴いている人々の所まで言葉をしっかりと届ける事が何より大切です。ハーモニーや響きを大事にするあまり、自分たちのまわりでしか言葉が伝わらなくなってしまった学校が多くありました。
合奏では、管・弦はまず音づくりに時間がかかりますが、あきらめずにしっかりとやってください。それがあとあとの合奏の楽しさにつながって行くのです。でも何より大切なのは、ずっと音楽が好きでい続けるということですね。

古谷　有美アナウンサーの感想
今日の鎌倉地区大会には、神奈川県、東京都、静岡県それぞれから多くの学校が出場してくださいました。
台詞の掛け合いがある歌や、大勢でのハンドベル演奏、鮮やかな色のお揃いのベレー帽をかぶった学校など、個性豊かでのびのびとした生徒さんたちの姿が見られました！
演奏前に、手のひらに溢れんばかりの“人”という字を書いては、お互いを励ましあう皆さんの様子がほほ笑ましく、この仲間と今日この舞台に立ったことをずっと大切に忘れないでいて欲しいなと思いました。
また、ただただ大きな声を出すのではなく、周りの音にも耳を傾けてバランスのとれたハーモニーが出来た時、まさに「心ひとつ」の音が表現できるのだなあと感じました。音楽はみんなの気持ちで奏でるものなのだと再発見した今日の大会でした。
皆さん素敵な演奏をありがとうございました！