江戸川地区大会は、音楽教育の高須一先生、声楽家の田島好一先生、作曲家の中島良史先生、クラリネット奏者の深江彰先生、東京都教職員研修センター統括指導主事の角康宏先生が審査をしてくださいました。

審査員の先生から中島　良史先生の講評
夏到来！7月28日、今年も「こども音楽コンクール」が開幕し江戸川総合文化センターに熱い競演が繰り広げられました。そのステージで演奏された1140余名の皆さんの心にはいつもとは違う様々な思いがよぎっていたことでしょう。・・・楽器をすべて失われた被災地の学校、放射能汚染のため故郷を追われ合唱をあきらめたたくさんのこどもたちがいることを・・・。音楽が出来ることの幸せ、歓びをかみしめ、そして聴く人の心を慰め、豊かにして生きる勇気を与える「音楽の力」をあらためて感じながら演奏されたことと確信します。どんなときでも音楽は平和のメッセージを送る手段となるのです。その「目的のため」に少しでも美しい「音楽をつくり」を競い合う場、それがコンクールであってほしいと思います。

水野　真裕美アナウンサーの感想
いよいよ今年もこの季節がやってきましたね！TBSこども音楽コンクール、今日がスタートです。
私にとっては夏の風物詩というイメージが出来ているので、今日もお手伝いが出来て、とても嬉しいです。
3月11日に起きた東日本大震災、今でも被災地では多くの方が苦しい避難生活を余儀なくされています。全国で行われているこの「こども音楽コンクール」。もちろん被災地で練習出来なくなってしまった児童・生徒さんたちも多くいることでしょう。
今年度は、東日本大震災で被災した「お友達」に送るメッセージを会場で募っています。みなさんの温かい気持ち、応援メッセージをよろしくお願いします。初日の今日の演奏にも、みなさんのそういった思いが込められていたと強く感じました。
歌の中に励ましのメッセージが入っていたり、先生に書いていただくアンケートの中に「被災地の方々に届けたい」というメッセージをたくさんいただきました。
演奏でも日本の楽器の演奏が増えたり、日本の伝統的な曲がとても多かったです。みなさんの歌声や演奏が、希望に溢れていることを感じました。私たちの願いが届きますように、そして今日は今年4月入社した新人アナウンサーの吉田明世アナウンサーと古谷有美アナウンサーが研修に来ました。これからすぐ司会デビューするので、よろしくお願いします。みなさん、また会いましょう！水野でした。