インタビュー
小泉今日子×菅野美穂 SP インタビュー

共演者の皆さんお一人ずつ印象
- 小泉
- 満島ひかりさん主演作品のナレーションという形でご一緒したことがあるんですけど、本当に独特のお芝居というか、自分の感性、いろんなことに向き合っている方なので、すごく楽しみ。
- 菅野
- 佇まいがいつも風を纏っている、というんでしょうか。でもご本人も本能を失わないように、こぼれていかないように気をつけているのかなって。
- 小泉
- ちっちゃい子とか、猫。そういう雰囲気ありますよね。野生的というか…
- 菅野
- そう!野生的・本能的な勘が鋭い印象を受けました。
- 小泉
- 夏帆さんは、今回初めてお会いして… かわいかったです (笑)。色っぽかったし。『みんな、エスパーだよ』 のパンチラがめちゃめちゃ好きでした (笑)。私、中2みたい (笑)
- 菅野
- 私は 『愛し君へ』(2004年) という作品で、私は小児科医、夏帆さんは入院患者役で共演したことがあります。夏帆さんはまだ中学生くらい?だから感慨深かったです。当時はご一緒するシーンがあまりなかったんですが、今回はガッツリお芝居できそうなので、楽しみにしています。
- 小泉
- (坂井) 真紀ちゃんとは久しぶりの共演です。宮藤さん脚本の舞台の彼女がめちゃくちゃ面白いんですよ。パンチパーマのカツラかぶって学生服着たり… (笑)。今回も真紀ちゃんの役、やりたいくらい面白いので楽しみにしています。
- 菅野
- 坂井さんとは少しだけ共演させていただいたことがあって、すごく久しぶり。とても話しやすい方なので、子どもの話もしたりできるかなと楽しみです。
- 小泉
- (森下) 愛子さんとは、それこそ 『マンハッタン〜』 以来。宮藤作品のミューズなので、今回いらっしゃるのはすごく安心。普段は優しくてかわいい人なので、いてくれないと困ります。今回通称 「姐御」 ですが、私にとっては心の姐御ですね。
- 菅野
- お話させていただいたのは初めてでしたがすごく優しく声をかけてくださって。小泉さんがおっしゃったように 「付いて来いよ!」 って感じの姐御じゃないけど、いらっしゃるとホワっとできる、愛らしい方だなと思いました。

宮藤さんはこの作品を 「おばちゃんトークを書きたくて書いた」 そうですが、女性から見て宮藤さんが書くおばちゃんトークはいかがですか。
- 菅野
- おばちゃんというより今のところ中学生男子みたいな感じですよね (笑)
- 小泉
- “女だから暴露しあったり意地悪しあう” というよりは、“女だけの時にしかしない楽しい会話” の方のトークかな。男の人がいたら見せない部分というか、女だけになった時に、逆に楽しい意味での女だけの会話ってあるんですよね。例えば伊勢谷くんが入ってきたときに、「イケメン!」 っていいながら…
- 菅野
- 男の人をつまみにする感じ、ですよね。
- 小泉
- そうそうそう!(笑) そういう意味では割とリアルなのかもしれない。みんなが思ってるほど女子トークは恐くないんだよって。
- 菅野
- たぶん、宮藤さんは女性に対していいイメージを持っているのかなという気がします。
- 小泉
- うんうん。
- 菅野
- 宮藤さんが 「書きたい」 とおっしゃってるのは、言葉とかではなくて、盛り上がってるおばさんたちのサマなのかなって。でもそこに宮藤さんの言葉のセンスがあわさった時にどうなっていくのかワクワク感があります。会話のテンポや芝居の呼吸が大事になると思うので、6人で力を合わせてやっていきたいですね!
- 小泉
- スカッと突き抜けるようなおばさんたちの元気さは、今の世の中に必要かもしれないですね!
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