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現場レポート

7月9日に行われた制作発表の質疑応答を紹介します。
出演者のみなさんの温かいメッセージをお楽しみください。

歌舞伎役者を演じることについていかがですか?
玉森裕太さん
そうですね…。歌舞伎のお稽古を今までしたことがなかったので、優馬と「筋肉痛だな」と毎日言い合っていて…。実際の舞台シーンでは、きちんとメイクしていただき、本物の衣装を着させていただいているので、引き締まりますし、やりがいがあります。とはいえ、まだまだな部分ばかりですから、一生懸命やらせていただいています。

中山優馬さん
歌舞伎のお稽古や本番はとても難しいですが、色々な方に助けていただきながらやっています。ポスター撮影のときに歌舞伎のメイクをしてもらったのですが、その際にはあまり自分の顔を見ていなくて、仕上がったポスターで自分の姿をハッキリと見ました。これなら僕も玉森くんも歌舞伎の世界の人に見えるかもしれないという思いを持つことができたので、自信を持ってがんばりたいと思っています。でもやはり、難しいですね…。

玉森さんと中山さんのお芝居を近くで見ていていかがですか?またご自身の役柄についてお聞かせください。
山本耕史さん
今のところ、僕は二人に稽古をつけたり、指示をしたりするような立場なのですが、本当にすばらしいと思います。「いつ練習したの?」って聞くと、「この前、一日中練習していました」と。撮影時間よりも稽古の方が長い日もあるらしく、見えない努力が画面を通して伝わればいいなと、伝わるだろうなと思っています。こんなに頑張っている二人を誇らしく思います。二人の稽古や舞台シーンは本当に感心しながら撮影しています。
また、僕の演じる佐賀田完二郎は、どちらかというとコミカルな感じで、「稽古をつけてやる!」と言って、普通の稽古ではない稽古をつけるシーンもあります。歌舞伎俳優の友達と食事をすることがあるのですが、大変な部分や男らしい部分をたくさん近くで見ているので、そのパワーや充電方法などをこの役で表現できたらいいなと思っています。

榎木孝明さん
若い彼らが本当にがんばっていらっしゃいます。元々、踊りのセンンスはおありだと思うので、習得するのは非常に早いんじゃないかと思っています。
私自身が舞台に立つシーンはなく、一弥の稽古を見て意見するのですが、普段の佇まいが非常に難しいなという気がしています。私の演じる澤山咲五郎は女形なので、個人的には坂東玉三郎さんの佇まいを目標にしています。
今回は若い人たちの頑張りが報われればいいなと。そういう意味では個人的に期待しております。

岸谷五朗さん
本当に素晴らしいです。玉森くんも優馬も本当に素晴らしい。
様々な難しい踊りをステージで経験してきているはずの彼らが、歌舞伎の稽古で筋肉痛になっているということは、非常に深い世界なのだろうと。懸命に体当たりで挑戦していているので、このメンバーなら最終回には、本当の歌舞伎役者のようになっているんじゃないかと思います。今、TBSでは歌舞伎の“玉さま”といえば、玉森くんのことですよ(笑)。

歌舞伎界をドラマ化することに関して
岸谷五朗さん
すごい試みだと思います。歴史あるものですから、一夜漬けでは出来ないことばかりですから。その中で、非常に細かいことにリアリズムを追求すると、リアルな歌舞伎の世界とドラマの世界とでは恐らく違うわけで…“エンタテインメントドラマとして、どう表現していくか”が大事なことだと思います。

河村家の家政婦・三田シズとして、いかがですか?
江波杏子さん
家政婦のミタではなく、家政婦のサンタです。
普通のご家庭の家政婦さんとはちょっと違う、日本の伝統を背負って立っている御一家の家政婦です。シズはきっと、先々代からずっと何十年もお勤めしているのだろうと想像しています。坊ちゃん(恭之助)のことを家政婦という仕事をつきぬけて愛している、人としても愛しているし、役者としても愛していると思いますし、旦那様(世左衛門)は、かつての坊ちゃんですから、同様に愛していると思います。家政婦という裏の仕事ではありますが、その結果が全て舞台に出ると思いますので、そういう意味では一番大事なポイントだと思っています。
ほかにも、ポイントを握っているそうですね。
そうですね…。家政婦としては入り込み過ぎているかもしれませんが、恋愛の部分にも(笑)。恋愛部分はね、役者にとってはひとつの栄養でございますから。海荷さん扮するあやめちゃんと、うちの坊ちゃんの関係性をいかに潤滑にするか、楽しくできるかという工夫もしています(笑)。

撮影現場の雰囲気はいかがですか?
川島海荷さん
最初は私も緊張していたのですが、徐々にみなさんと打ち解けることができて、すごく楽しく撮影しています。

今回のドラマで“ぴんとこな”だと思った人はいますか?
松村北斗さん
これは、僕とジェシー共通の答えになってしまうんですけど…撮影中の6月に僕とジェシーが誕生日を迎えたんです。そしたら、玉森くんが何の前触れもなく、「はい」ってプレゼントを渡してくれました。想像していなかったので、「ほんとですか!」って喜んで毎日使っています。スマートだったよね?「誕生日でしょ、プレゼント!」って…。
ジェシーさん
かっこよかったです!!!
ちなみに中山さんからは?
松村北斗さん
そうですね。まだ…ですね。
中山優馬さん
そうですね…。まるで考えてなかったですね。すみません(笑)
一同:(笑)
ジェシーさん
先輩からもらうのは初めてだったので、玉森くんのこと、すごく好きになりましたね。
一同:(笑)
玉森裕太さん
僕も先輩からプレゼントをいただいたことがあって、先輩からそういうことされるとうれしいって純粋に思ったので、今回は後輩がいるからマネしてみようかと…(照)

『ぴんとこな』は恋愛ドラマとしても楽しめると思いますが、胸キュンしたセリフ、言うのが恥ずかしいセリフはありましたか?
玉森裕太さん
ありましたよ。恭之助は千葉あやめちゃんのことを、“千葉”と呼んでいるんですけど、ある日決心して「あやめって呼んでいい?」って聞くんです。原作で読んでいたのですが、実際のお芝居では僕自身キュンキュンしながらやりました。言えないセリフはないですね。照れくさいセリフはありますが、楽しみながら恭之助になりきってやっています。

最後にメッセージをお願いします。
玉森裕太さん
歌舞伎の世界を中心とし、恭之助と一弥という性格も生まれ育った境遇も違う二人が切磋琢磨して、役者としても、人間としても、恋のライバルとしても、お互いに成長しあっていく青春ラブストーリーです。この夏は『ぴんとこな』をよろしくお願いします。

これにて制作発表レポートを終了いたします。
では、みなさま。
7月18日(木)よる9時スタート木曜ドラマ9『ぴんとこな』
初回2時間3分スペシャルをぜひご覧くださいね。

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