木曜よる9時
『ぴんとこな』第8話はいかがでしたか?
恭之助が美月と再会したことで、やっと告白できたあやめとの関係が“友達”に逆戻り。
しかしながら、シズと一弥が恭之助とあやめを引き合わせ、あやめは恭之助への気持ちに気付くことができ…最後の最後に、「一人で頑張らなくていいよ。これからは俺が傍にいるから」と恭之助。
この発言は…恭之助、男前すぎですよね(驚)
そして、あやめの返事は?……とドキドキしてみていた方が多いと思いますが、フライングで、「あやめ、俺と一緒に暮らそう!」と恭之助。
あまりの急展開に驚いた方も多いのではないでしょうか。
そんな恭之助があやめのアパートを訪ねたシーン!
このシーンは、ロケとスタジオに建てられたセットで行われました。
ロケはもちろん、スタジオでも人工的に雨を降らせての撮影。
玉森くんと海荷ちゃんは、事前に撮影されたロケの映像を見て、表情の変化やセリフの間などを岡本監督と確認しながら撮影スタートしました。
まずは…雨漏りする部屋を掃除するあやめ部分。
ポタポタと雨が部屋の中に落ちていましたが…実は天井に小さな穴を開け、上から吊るし、水の入ったパックを点滴のように落としていたのです。
天井上に、何箇所も水の入ったパックをセットし、A〜Gまで番号をつけ、「C.D.E.Fを落として」「Aだけ」などと、助監督さんから美術スタッフに指示が出されていました。
岡本監督から海荷ちゃんへは「はじめはドタバタしながら拭いていて、徐々に恭之助の言葉を思い出して…どんどん悲しくなってくる感じを。最後は“ビクっ”と止まって」と注文があり、床を拭く撮影に挑んでいた海荷ちゃん。
さらに、「手を止めてからは動かないで、恭之助のことを思って」「できるだけ、気持ちの変化を」とあり、海荷ちゃんは集中して挑んでいました。
続いては、恭之助があやめの自宅を訪ねる部分。
ここからは完全なる 「雨降らし」撮影。
カメラの映る範囲にだけ、ホースを使って人工的に水をまき、雨を表現します。
ロケの際もスタジオでも、ずぶ濡れにならなければならない玉森くんはとっても寒そうでしたが…「あやめの家に来る間に、結構ぬれているはずだから…」と自らホースの真下にゆき、ずぶ濡れに!!(洋服は乾いても、髪の毛は濡れたままなんですけどね…)
カメラ位置をかえ、何度も撮影が行われたため、玉森くんの体調を気遣うスタッフに「服はすぐ乾いちゃうから、思いっきりぬらしちゃって大丈夫ですよ。僕は大丈夫です」と現場に残り…「スタジオ内で水降らせて、床に溜まりすぎちゃったりしないですか?」「みなさんもかなり濡れていますね…」とスタッフに声をかけたり、セリフをつぶやいたりしていた玉森くん。
一方、海荷ちゃんはというと…。岡本監督から、「恭之助の声を聞いて、ドアを開けるとき、部屋の中での気持ちをそのままつなげて、ドアを開けて」「“いつの間にか…そう思うようになってたんだね”というところは、語尾を上げすぎず、軽くならないように。でも、渋い、重い表情ではなく、悲しみの中に嬉しさがあるような感じで…」と要望が!
海荷ちゃんは、「わかりました!」と本番直前までセリフをつぶやいていて…本番後「あやめ、すごくよかったよ!!」と海荷ちゃんのもとに駆け寄った岡本監督!
その後も、「心の中に恭之助の言葉が響いて…」「できるだけ辛い表情になりすぎず…」という岡本監督の言葉を受け、あやめの感情を作っていた海荷ちゃんでした。
この日も撮影は深夜までかかり、ハードな撮影が続いていたため…「疲れてない?」と海荷ちゃんを気遣っていた玉森くん。「恭之助のシーンが一番大変だから、玉森さんに比べたら私は大丈夫です…」と海荷ちゃん。なんともほほえましい会話(ニコ)。
玉森くんも海荷ちゃんも大きな動きのない感情メインの緊張高いシーンを岡本監督と相談しながら丁寧に進めていました。
そして撮影ラストカットへ…。
「あやめ、一緒に暮らそう!」と笑う恭之助は…なんだか清々しかったですよね。
岡本監督 「笑顔いいね!」
玉森くん 「台本に“ニカっと笑う”と書いてたので…」
岡本監督 「そうだよね…そうそう。いいよ、その笑顔!いいなあ〜いいなあ〜」
と、玉森くん…いえ、恭さまの笑顔に癒された様子の岡本監督。台本どおりなんですけどね(笑)。
そうして完成したラストシーン!みなさん、第8話を楽しんでくださいましたか?
感想はファンメッセージまでおねがいします。