banner_AD

インタビュー

桜庭大輔役 堀井新太さん

写真

このドラマのお話を聞いたときに感じたことというと?
 まず、合唱部のドラマってどんなのだろう? と思いました。アメリカドラマの「グリー」が好きだったので、あんな感じになるのかなと思っていましたが、撮影が始まってから進んでいくうちに、今までにないオリジナルの合唱部のドラマだな、と思うようになりました。なぜだかわからないのですが、毎回泣けてくるんですよね(笑)。

写真

学園ドラマに出演する想いというと?
 僕がこの業界を目指したのは、妻夫木聡さんの「ウォーターボーイズ」を観て感動したことがきっかけだったんです。もちろん、チヤホヤされたいというのもありましたが(笑)、今回は同じ学園ドラマで、舞台が部活動というところは嬉しかったですね。
 それと、この仕事って年齢に関係なく学生役ができたり、いろんなことができると思っているんです。もちろん、リアルな高校生をキャスティングして学園モノを撮りたいという監督もいらっしゃるでしょうし、年齢はいっているけどあいつを学生役で使ったら面白そう…という発想の監督もいらっしゃると思います。
 僕自身そういった考えなので、この年齢で高校生役をやることについて、変な気負いなどはありません。周りの若い出演者のみなさんから、良い刺激をもらえているのですごく嬉しいです。若いみなさんに負けないよう、いろんなことを吸収できたらと思っています。

今回演じられる桜庭大輔を演じる上で気を付けているポイントというと?
 実年齢が23歳で、合唱部の中では最年長なんですけど、その年齢が出ないようにというか、キチンと高校生として見えるように気を付けています。例えば、高校生らしい弾け方みたいなところでしょうか。
 それと、大輔の内面的なところにも繋がることだと思っているのですが、あまり考え過ぎないようにして演じています。大輔はごちゃごちゃ考えるよりも自分の直感で動くような男だと思っているので、何か気まずい雰囲気でも、自分が思ったことをサラッと言ってしまうとか、その逆に、周りが暗い雰囲気になっているときには、何かパッと明るくなるような一言をさりげなく言ったりする、そんな立ち位置にいるのかなと思っています。
 大輔は何事も中途半端で終わらせたくないと考える男だと思うので、合唱の練習シーンなどは、すごく真剣に取り組んでいる姿を皆さんに伝えたいと思っています。

写真

合唱の練習についてはいかがですか?
 歌に関しては、音楽ユニットをやっていたので歌うのは好きなのですが、これが合唱となると、ポップスを歌うのとは全く違っているということを知りました。例えば、合唱の中でポップスのように歌う人がいると、音程は合っていても何かズレて聴こえてしまうんです。協調性の問題なんでしょうけど、声のバランスや息継ぎなどなど、みんなで一つにして、初めて合唱が成り立つんですね。
 このドラマのための合唱練習を始めて、合唱のための呼吸法や発声法を教えていただきましたが、当初、何よりビックリしたのが、腕立てとか腹筋運動などの筋トレをしなきゃいけないということでした。今となっては、合唱をするための体幹を鍛える必要性はわかっていますけど、ホント最初は、なんで合唱するのに筋トレするんだろ? って思いましたね(笑)。
 でも、クランクインの前から練習を始めて、ずっと続けていると、どんどん変わってきていることを体感しています。声の質や、今まで出せなかった高いキーが出せるようになったりと、変化を感じられると嬉しいですね。それと、今はソプラノ、アルト、テナー、バスの4声で歌っていますが、それぞれを聞き分けながら自分のパートを歌えるようになりました。もちろん、それが基本なんですけど、合唱を始めた当初は、全く聞き分けることができませんでした。それが、今では自然とできるようになってきているので、何だか不思議な感じがしています。

この先、このドラマで楽しみにしていることはありますか?
 楽しみというか、最終回もキチンと合唱で終わりたいと思っています。それか、あえて最後は、みんながバラバラになってしまうというところで終わって、観ているみなさんの期待を裏切る形の最終回とか。そうしたら、パート2が作りやすくなるじゃないですか! みんな離れてしまっていたけど、それぞれ合唱の力は付けていて、でもそんな中にはもう歌いたくないみたいな人がいて、みんなでその人の心を動かす…みたいな(笑)。
 それはともかくとして、真琴と快人と優里亞の三角関係とか、部長と美子の関係とか、まだ皆さんも僕たちも腑に落ちていないところがあると思うので、どんな展開になるのか、僕も楽しみにしています。

写真

最後に、このドラマのどんなところを観ていただきたいですか?
 もちろん、合唱に関しては今までと同じく楽しみにしていただきたいところですが、どんな作品でも最終回へ向かうにつれてドンドン良くなっていくものだと思うので、期待していただきたいと思います。最終回へ向けて、役者もドンドン気持ちが昂りますからね。それに加えて"歌の力"もありますし、きっとミラクルがあると思うので、最終回まで見逃さないようよろしくお願いします。

トップへ