あらすじ

第8話

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お父さん(高橋克実)とお母さん(菊池桃子)の離婚の危機を乗り越え、平穏な生活が始まった栗原家。ふたりの子供、健介(大東俊介)と麻衣(倉科カナ)は、お母さんが離婚の理由のひとつに挙げていた結婚式をしていないということが気にかかり、みんなに秘密でお父さんとお母さんに結婚式をプレゼントしようともくろむが、すぐに稔おじいちゃん(藤原竜也)に見つかってしまい、3人で計画を練ることに。

ところが、麻衣宛の結婚式場のパンフレットが自宅に届いてしまい、紀彦が見つける。麻衣はうまく誤魔化したのだが、稔が墓穴を掘るようなことを言ってしまい、結局は、麻衣が忍(入江甚儀)と結婚する!と嘘をついてしまうのだった。
さびしい気持ちになりながらも、父親らしくと、早速轟家に挨拶に行こうとする紀彦を稔は引き留め、一歩先に源太(石橋蓮司)と忍に口裏を合わせてもらうよう、頼み、承知する源太。しかし、麻衣と忍は気が乗らない。

轟家と栗原家挨拶当日。最初はうまくいっていたものの、煮詰まってくる会話。じれったくなり、稔は事実を言ってしまったのだ。

「茶番は終わりだ!麻衣と忍の結婚話はすべて俺の作り話。元はと言えば、お前たちの結婚式計画がバレそうになって…」

しかし、否定する忍。よくよく聞いてみると、自分の気持ちに嘘はつきたくないという。
「麻衣のことが好きだ。結婚してください!」

数日後、そこは結婚式場――

みんなの笑顔の中で、紀彦と明日香、忍と麻衣の2組の幸せな様子が、稔の撮る写真におさめられていく…

翌日、
紀彦が稔を起こしに行くともう、そこに、おじいちゃんの姿はなかったのだ。

稔が置いていったメモリーカードの中の写真をプリントアウトする健介。いつもおじいちゃんが撮影していたから、おじいちゃんの写った写真は1枚もなく…
「きっといつかまた会えるよね」
「いや、幻だったのかもしれないよ」

バイバイ、おじいちゃん。ありがとう。