TBS 『モネ展』

ポーラ美術館:2013年7月13日(土)〜11月24日(日)



みどころ

印象派を代表する風景画家モネ。その眼は風景をどのように捉え、カンヴァスの上にはどのような絵画空間が生まれていったのか。そしてその長い画業のなかで、彼の眼はどのように深化したのか ――。モネの 「眼」 の軌跡をたどります。

1.日本の二大モネコレクションの夢の共演。

ポーラ美術館と国立西洋美術館が誇る印象派コレクションは、いずれもモネの作品がその中核をなしています。
国立西洋美術館では、モネと親交のあった松方幸次郎が画家のアトリエで直接、譲り受けた 《睡蓮》 (1916年) をはじめとする作品群が所蔵されています。
ポーラ美術館では、1870年代初頭の若き日の作品から1908年の晩年の作品にいたるコレクションにより、モネの画業をたどる内容となっています。両館のモネ作品に加え、同時代の風景画もあわせて展示することで、モネの画業がよりわかりやすくなることでしょう。

2.ポーラ美術館のみどころ

ポーラ美術館でのみどころは、「モネとガレ」 「自然の中でみる印象派」 の2つ。
本展覧会では、他の作家との比較からモネの表現の独自性を分析することも企図のひとつにしていますが、当館ではエミール・ガレをはじめとするガラス工芸を特集展示し、ガラス工芸による風景表現をご紹介します。また2013年春に全長約 670m の遊歩道を開放し、緑豊かな自然を楽しめるようになりました。陽光を求めて戸外に制作の場を移した印象派の画家たちのように、自然のなかで美術をお楽しみいただけます。

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