みどころ:
今年芸能生活50年を迎えた里見浩太朗が演じる水戸光圀の世直し旅。第1話は2時間のスペシャル版。2002年10月14日にスタートした里見浩太朗・水戸黄門は、今回が5シリーズ目。第35部の第17話は里見黄門100回目の放送を迎えた。
助さん役の原田龍二、格さん役の合田雅吏ほかお馴染みのメンバーが顔を揃える。
讃岐高松を治める老公の実子、頼常が幕府の命に従わず、謀反の疑いもあるとの知らせを受けた老公は、真偽を確かめるために四国へ旅立つ。だがそこには幕府転覆を狙う悪の商人の野望が潜んでいた! 旅を急ぐ一行を刺客が襲う。
今シリーズは、番組のトレードマークである印籠を新調して収録。輪島塗の名工、五代目若島宗斉氏が制作した印籠は、蒔絵の技法で描かれた、立体的な葵の紋と波の模様が特徴。8代目となる新しい印籠が、ドラマのクライマックスを華麗に彩る。
(※写真左上から:鬼若、助さん、黄門様、格さん、お娟。前列左から:アキ、千太)
登場人物:
水戸光圀(みとみつくに)/里見浩太朗(さとみこうたろう)
越後のちりめん問屋の隠居を名乗り、世直し旅を続ける水戸のご老公。杖を剣代わりに腕も立つ。優しさと厳しさを合わせ持ち、人一倍好奇心が旺盛。
佐々木助三郎(ささきすけさぶろう)/原田龍二(はらだりゅうじ)
老公のお供で剣の達人。何事にも動じない大らかな性格で、旅先でついハメをはずしてしまうことも。格之進とは対照的に少々軟派で女性好き。
渥美格之進(あつみかくのしん)/合田雅吏(ごうだまさし)
老公のお供で印籠と旅費を預かっている。腕が立ち、ふだんは素手で闘うことが多い。とにかく生真面目で道中日誌を欠かさない。
疾風のお娟(はやてのおえん)/由美かおる(ゆみかおる)
ふだんは旅芸人のふりをしているが、実は美貌を武器に悪の実態を探る七変化の女忍者。芸者の娟奴や、時に軽業師などになりすます。
風の鬼若(かぜのおにわか)/照英(しょうえい)
少女アキを守りながら、ご老公一行のピンチの場面で大活躍する伊賀の忍者。巨岩を投げ飛ばし、壁も破る怪力の持ち主。無口で心優しい。
アキ(あき)/斉藤晶(さいとうあきら)
伊賀の血を受け継ぐ少女くノ一。ご老公を「じいじ」と慕い、旅に同行している。忍術だけでなく第六感的な能力も備え、事件解決にひと役買う。
千太(せんた)/三波豊和(みなみとよかず)
威勢はいいが失敗も多いよろず屋(便利屋)。しかしなぜか憎めない男。口癖は「合点承知の助」。以前危機を救ってくれたお娟に、憧れている。
闇の布袋(やみのほてい)/遠藤太津朗(えんどうたつお)
百歳を越える怪人。豊臣家ゆかりの海賊の流れを汲み、徳川幕府に深い恨みを持つ。高松藩で起こす騒動を手始めに、幕府転覆をもくろんでいる。
北斗の桔梗(ほくとのききょう)/原史奈(はらふみな)
闇の布袋一族の血を受け継ぐ唯一の、くノ一。布袋の指示で光圀一行を執拗に付け狙う。武器は仕込み笛。