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【第31話】(2000年10月30日放送)


みどころ  黄門さま一行は岩国へ。この地は和紙の生産が盛んなところだ。ところが紙の専売制度を悪用して私腹を肥やす不届き者がいた。  黄門さまは大坂の紙問屋に扮して、悪を懲らしめようとするが…

あらすじ 黄門さま(佐野浅夫)一行は岩国に到着した。このあたりは和紙の生産が盛んなところで、黄門さまは紙作りの仕事を見学することを楽しみにしており、一行は紙屋の「河内屋」を訪ねる。
 しかし、ふしぎなことに店には岩国の紙が一枚も並んでいない。主人の彦兵衛(小笠原良知)によると、紙は専売制度で厳しく管理されており、商人や職人が勝手に売り買いできないという。彦兵衛は、勘定方頭取が権藤剛太夫(横澤祐一)になってからさらに取り締まりが厳しくなり、人々の生活も苦しくなったと嘆く。
 そんな話をしていると、娘のお文(山口瑠美)と女中のおうめ(小野朝美)が紙すき職人の茂吉(山口粧太)を伴って帰ってきた。茂吉は病人の薬を買うために紙を買って欲しと彦兵衛に頼む。岩国では御法度だ。そこへ横目付の筧金十郎(四方堂亘)が割って入ってきて問答無用と彦兵衛、茂吉を連れ去ってしまった。筧の横暴な態度に黄門さまは驚いた。 事態を知った庄屋の幸次郎(ひかる一平)は役所へ訴え出るが、幸次郎まで囚われの身になった。人々はもう村を捨てるしかないと騒然となるが、幸次郎の妻、まつ(越智静香)が皆を説得し、騒ぎは収まる。
 黄門さまは自ら大坂の紙商人と名乗って権藤を訪ね、紙の取り引きする換わりに彦兵衛、幸次郎たちを解き放すよう権藤に約束させた。紙の専売制度を巧みに利用して私服を肥やしている権藤は、悪事が明らかになる事を恐れ、紙すきの仕事場に火を放つよう筧に命じるのだったが…


【第32話】(2000年11月6日放送)


みどころ  黄門さま一行は三田尻へ。三田尻では新しく就任した奉行が、財政再建のため積極的に役人の解雇を行っていた。  その方針に抗議して腹を斬ろうとする侍を黄門さまが救い、寺子屋の師匠の仕事を斡旋する。  その頃、三田尻近辺では食い詰めた浪人たちが徒党を組み、強請を働いていた。浪人たちは三田尻へも勢力を伸ばしてきた…

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は三田尻へ。黄門さまは海辺の料亭で仲良く食事を楽しむ、井口竹四郎(大橋吾郎)と妻槙(まき・鳥居かほり)そして娘幸(さち・内泉朱賀)の家族を見て微笑ましく思った。
 一方、街の居酒屋では浪人の高山左内(石田登星)が、昼間から酒を飲み町人と騒動を起すところに出会い、眉をひそめた。
 黄門さまは竹四郎も左内も元奉行所の役人だったと聞き驚いた。二人は組頭の淡野勘兵衛(小松政夫)の下で城下の警護をしていたが、最近着任した新奉行川野刑部(河原崎建三)の方針で、役を解かれていた。川野は藩の財政建て直しのため、役人たちの解雇を積極的に進めている。勘兵衛の娘、吉乃(島崎路子)は左内の許嫁で、酒におぼれる左内を心配している。
 職を失ったことを家族に伝えることができない竹四郎は、川野への抗議も含め腹を斬ろうとするが、黄門さまがそれを止める。黄門さまは竹四郎に寺子屋の師匠の仕事を斡旋し、竹四郎も新しい仕事に生きがいを見い出すのだった。
 そのころ領内では食いつめた浪人たちが、及川十兵衛(須藤正裕)を中心に徒党を組み、強請を働いていた。一味は三田尻へも踏み込み、川野に大金を要求する。川野はなす術なもない。
 単身で浪人たちに立ち向かおうとする、勘兵衛に竹四郎、左内、助さん(あおい輝彦)格さん(伊吹吾郎)が加勢して、大捕り物が始まるが…


【第33話】(2000年11月13日放送)


みどころ 黄門さま一行は赤間関へ。この地名物料理、ふぐを食べることを楽しみにしていた一行だが、悪にふぐが買い占められており、料亭に一匹も入っていないことを知って驚く。  正義を守ろうとする侍の母親は、母と名乗れぬ秘密があった。

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は下関へ。赤間関の港に着いた。八兵衛(高橋元太郎)は名物のふぐを食べることを楽しみにしている。
 一行は江戸から来ていた薬問屋の女主人おきぬ(佳那晃子)と共に料理屋を訪ねるが、ふぐは扱っていないと聞かされ驚いた。その店のみならず、ふぐを食べらるところはないという。やくざ者の赤間の鉄五郎(大木正司)が買い占めてしまったからだ。
 奉行所の役人望月和馬(岡田聡)が鉄五郎に問いただしたところ、鉄五郎は物産方支配、影山兵庫(溝口舜亮)の許しを得ていると開き直る。なす術のない和馬だが、悪い企みがあることを感じ、捜査は続行する。影山と鉄五郎は汚い金で結ばれていた。
 その和馬が鉄五郎の手下たちに襲われ傷を負う。黄門さまは和馬に対するおきぬのぎこちない態度が気になるのだった。
 実はおきぬが和馬の本当の母親なのだ。二十五年前、赤ん坊だった和馬と共に死のうとしていたおきぬを救ったのが、和馬の父六郎左衛門(南条好輝)だった。おきぬは子供を六郎左衛門に預け、赤間関を出た。そのことを知っているのは、今では和馬の母澄江(北林早苗)だけだ。
 しかし鉄五郎がおきぬと和馬の秘密に気付いてしまった。鉄五郎はおきぬを脅し、和馬が悪事のじゃまをできないようにしようとするが…


【第34話】(2000年11月20日放送)


みどころ 黄門さま一行は博多へ。黄門さまは、亡き娘の想い出をこめながら人形を作る、久蔵、彩乃夫婦と知り合った。  その頃博多では藩を揺るがす事件が起こり、久蔵に殿様の影武者になって欲しいと白羽の矢が立った。  橋幸夫が久蔵と殿様役で二役に挑戦。劇中、橋が唄い舞って披露する民謡「筑前今様」が見どころ。
 岩崎ひろみが二役でゲスト出演。


あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は博多に到着した。一行は博多人形師の久蔵(橋幸夫)と知り合った。久蔵は妻の彩乃(山本みどり)と共に幼くして亡くした娘の面影を残した人形を作りながら細々と暮らしている。  そのころ福岡藩を揺るがす大事件が起こっていた。馬で遠乗りに出かけた藩主黒田綱政(橋幸夫・二役)が藩の転覆を企てる黒田長之(本宮泰風)配下の板垣外記(宮内洋)一味に襲われたのだ。綱政の近習榎本兵馬(宍戸勝)も必死に応戦するが多勢に無勢、綱政は深手を負って川に流されてしまう。お銀(由美かおる)と飛猿(野村将希)が駆けつけ、綱政は一命は取り留める。  長之は綱政の甥で、幕府の巡見使が福岡藩を訪れるこの時期を狙って騒動を起こし、藩政を我がものにしようと企んだのだ。  兵馬から知らせを聞いた家老の吉田帯刀(高橋昌也)は、綱政の影武者を立てることを考えた。そして綱政にそっくりの久蔵に白羽の矢が立った。黄門さまに領民たちのためと説得され、久蔵はその役を引き受けることに。  吉田は綱政のくせまで久蔵に教え込もうとする。黄門さま一行もお伽衆として城に入り久蔵を応援する。  死んだと思っていた綱政が元気でいることに驚いた長之だったが、影武者であることを見破り、化けの皮をはがそうと必死。彩乃を捕らえて久蔵を脅迫する。  さて巡見使の松岡弾正(藤田宗久)が城を訪ねてきた。長之は松岡の前で綱政は影武者であると暴きたてるのだったが…
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