この差って何ですか?

2021年2月2日(火)

人生に影響を与えた漫画の差

この差は…
国民的漫画の4作品の名脇役の名シーン!
漫画で人生に影響を受けたという4人の著名人! をご紹介!
漫画を読んで、職業を決めたという人たちも!

「心に刺さった漫画の名シーン」の各世代の差とは?

以前、今話題の「鬼滅の刃」、往年の名作「スラムダンク」、中高年のバイブル「あしたのジョー」など、往年の名作から最新の人気漫画まで紹介した。その放送後、ツイッター上で他にも名シーンがたくさんある!と「#漫画の名シーン」がトレンド入り!中でも多かったつぶやきが、「脇役に関する名シーン」!ということで今回は、これら4つの国民的漫画の名脇役の名シーンを紹介!

国民的漫画の名脇役の名シーン① 『ちびまる子ちゃん』

まずは、国民的漫画、『ちびまる子ちゃん』から!『ちびまる子ちゃん』の好きなキャラランキングを見てみると。第5位は、お笑い好きな暗い少女「野口さん」!第4位は、大金持ちの息子「花輪くん」!第3位は、まる子の親友「たまちゃん」!そして、第2位は主人公の「まる子」!では、皆さん、第1位は誰だと思いますか?ヒントは、「まる子のよき理解者」!正解は、そう!「友蔵」! まる子のおじいちゃん!!
その魅力は、まるちゃんに対して全肯定なところ。何をやっても許してくれるその優しいところ。他のキャラクターは、冷たかったりするけれど、友蔵だけは愛に溢れてて、包んでくれるみたいな、そこが魅力的なところだと思うとの意見も多い。そう、「友蔵」の魅力は孫の「まる子」を徹底的に甘やかす無償の愛!例えば、まる子が声をかけるや否や、友蔵は「なんじゃい まる子、おこづかいかね?」と、まだ何も聞かれていないのに、すぐにお小遣いをわたそうとする。さらにお母さんに甘やかしすぎと怒られても、「断固、甘やかす」と否定!そして、まる子が高級寿司をおねだりすると、ショックを受けながらも「年寄りの年金の底力を見せてやる」と、腹をくくる!そして、ウニを頼むまる子に対し、シメサバを頼む友蔵。そんな名脇役「友蔵」の人気を確固たるものにした理由は、友蔵が時々いいことを言う、的を射たような、真理をつくようなことをスッと言うというところがすごい魅力的と受け止められていること!『ちびまる子ちゃん』、その120「暑中見舞いを出そう」の巻。ある夏の日、知人の佐々木さんと道ですれ違ったまる子と友蔵。帰宅し、友蔵が佐々木さんに「暑中見舞い」を出そうとすると、さっき会ったんだから意味がないと、主張するまる子。すると、友蔵は、「そういう意味のないことをたくさんするのが人生だ」とまる子に伝える。街の皆さんも、「良い一言」、「やっぱり、日々仕事で失敗したりする時もあるので、そういう時は元気付けられるなって思う」と。実は、友蔵の名言は「名言カレンダー」となっていて、そのほかにも「時にはワケを聞かないでいることも優しさじゃよ」、「どっちでもいいことであくせくしない、これぞ人生を有意義に過ごすコツじゃ」など、友蔵の魅力が『ちびまる子ちゃん』を引き立てている!

国民的漫画の名脇役の名シーン② 『ワンピース』

続いての4大名脇役は、ギネス世界記録に認定されるほどの人気漫画『ワンピース』。累計発行部数3億2千万部。『ワンピース』といえば、やはり名脇役たちの存在。その周りに脇役がいっぱいいて、全部もう主役級と言っていいほどの存在。
今回紹介してくれるのが人気芸人のミキさん。みなさんが共感するキャラクターは、それぞれだと思うが、ミキは兄弟でやっているので、ルフィの兄「エース」を紹介。多くの方はご存知かもしれないが、「ルフィ」と「エース」というのは、実の兄弟ではない!血は繋がっておらず、幼少期に盃を交わして、義兄弟となった。そして、ルフィという弟ができたことで、エースにどんどん人間味がでてくる。弟ミキ亜生がプレゼン!「こんなお兄ちゃんが欲しかった」、弟思いの兄・エース。
まずは、初めてこの麦わら海賊団と会うシーン。ルフィにお兄ちゃんがいることがわかる。そこで、弟の海賊団への挨拶、「できの悪い、弟を持つと兄貴は心配なんだ」、「おめェらもコイツには手ェ焼くだろうが よろしく頼むよ、できのわりい、弟を持つと兄貴は心配なもんで」と。こんな素晴らしい兄に憧れるので、僕も本当はお兄ちゃんに、こういうことを言ってもらいたかったとのこと。次は、ルフィが海軍に囚われそうになるシーン。ドン!!と、自分を囮にして助ける。弟ミキ亜生は、こんなお兄ちゃんが欲しかったなとのこと。
そして、弟思いの名脇役「エース」の人気を確固たるものにした名シーンが『ワンピース』第574話「ポートガス・D・エース 死す」。まさか5億5千万ベリーの賞金首でもあるエースが、海軍に捕まるなんて思っていなかった。処刑される、で、なんとか助けたいと思った時に、ルフィが仲間を連れて登場する。感動するシーンなんですけど、エースが「帰れ!ルフィ なぜ来たんだ」と!これは弟想いが過ぎて、ルフィも危険な目にあわせてしまうから、「帰ってくれ 死ぬのは俺だけで十分だ」っていう意味で言う。そこで、ルフィは一歩も引かず「いやだ」と。しかし、次のシーンで、撃ち抜かれて、重要人物のエースが死ぬ!一番人気と言っても過言ではないエースが死んでしまう。ここまで『ワンピース』という漫画では誰も死んでなかったので、まさか死ぬとは思わなかったとのこと。これまで、作者の小田先生は、ルフィが倒す敵役も絶対に殺さなかった。だから、今まで殺してきてなかったのはここの伏線かと!エースを殺すための、ここの山場をとんでもなくでかくするために!実際、苦情とかとてもたくさんあったとのこと。そして最後ですね、エースが力を振り絞ってルフィにこういう風に伝える「愛してくれて ありがとう」。これが最高。ルフィに最後の言葉をかけたエースは、優しくそっと微笑んで、あの世へ旅立った!

国民的漫画の名脇役の名シーン③ 『ドランゴンボール』

続いての「4大名脇役」は、世界70か国で愛される世界的漫画『ドラゴンボール』!『ドラゴンボール』は、『ワンピース』と同様、名脇役ばかり、好きなキャラクターばかり。ピッコロ大魔王、クリリンなど、たくさんいるけれど、でもやはり「ベジータ」!主人公、孫悟空と同じ、宇宙最強の戦闘民族「サイヤ人」の王子、「ベジータ」。いまではファンの多いベジータだが、鳥山明先生は、「連載当初は嫌な奴、ただの悪役で終わらせようと思っていた」とのこと!鳥山先生はとにかく嫌な奴としてベジータを描いていた。まず登場シーンでは、「手」を食べている。本作は、そんなにエグいシーンがないにも関わらず。さらに、髪型みてください、今でこそ見慣れてるし、だんだんベジータがかっこよく見えてくるから、かっこいい髪型と思ってましたけど、鳥山明先生は嫌われるように変な髪型で描いているとのこと。そして、セリフも嫌われるように書いているということで、歯向かった仲間をボンッ!と殺して、「へっ!きたねえ花火だ」と独り言。独り言で、こんな酷いこと言う?と思わせる嫌味。嫌な奴、ただの悪役、嫌われ者として登場。
このように嫌われ者だったベジータ。しかし、嫌われ者から一転、名脇役としての人気を確固たるものにした名シーン!実はベジータ、この後のシリーズに出る予定ではなく、やられて終わりのつもりだった。しかし、あまりの人気でキャラクターが独り歩きし、その後の活躍に繋がったとのこと。『ドラゴンボール』その308「ベジータ死す!」。この戦いは、ベジータ、フリーザ、悟空!三つ巴の戦いで、フリーザがもう圧倒的に強い。あのベジータが手も足も出ない、で負けてしまう。で、死にそうになったベジータのセリフ「たのむ、フリーザを…フリーザをたおしてくれ…たのむ」「サイヤ人の手で」。プライドの高いベジータが、ライバルである悟空に、頼むよ、サイヤ人の手で!自分たちは、同じ人種なんだぞ!と。このシーンで、多くの読者がシンパシー感じたのでは。そして、一度転落し、絶望を味わい、生まれ変わる。悟空たちと数々の死闘、戦いを乗り越えて、現れた強敵「魔人ブウ」になんと、あのライバルだった悟空と力を合わせてフュージョン!合体して、魔人ブウとの戦いに挑む。この二人が手組むのをワクワクして、プライドの高いベジータが、悟空とそう組むんだ、というところに胸を打たれた方も多いはず!

国民的漫画の名脇役の名シーン④ 『スラムダンク』

最後の「4大名脇役」は、世代を越えて愛され続けるバスケットボール漫画、『スラムダンク』から!実は、主人公の「桜木花道」を越える人気キャラが2人!第2位は、ポイントガード「宮城リョータ」!そして第1位は、スリーポイントシューター「三井寿」!
今回紹介してくれる上地さん自身も、「ちょうど僕も高校の時に怪我した。小学校・中学校で全日本に選ばれていたので、すごく重なる」とのこと。三井は、中学時代にMVPを獲得し、鳴り物入りで湘北高校バスケ部に入るも、練習中の怪我で戦線を離脱。そして、嫉妬から不良軍団を引き連れ、バスケ部の大会出場停止を狙った暴行事件を起こす。そんな三井の人気を確固たるものにしたのは、こちらの名シーン!『スラムダンク』ナンバー71「バスケットボール」。暴行事件を起こす三井の前に、突然、安西先生が現れる。その時、漏らした本音、「バスケがしたいです」。実は、この後も2人の師弟関係は続くのですが、上地君が伝えたいのは試合に復帰した三井に対し、安西先生が思わぬ一言をかける隠れた名シーン。バスケ部に戻った三井、しかしすんなりスターに戻れたわけではない。試合中に、息上がってしまう三井。改めて自分の体力の無さに気づく。それこそ強豪校で、1日練習を休むと3日やらないと戻らないと言われる。三井寿は、1年生の、ほんとに入学してすぐ怪我してしまったんで、それからずーっと2年間近くやってない。でも三井はでも諦めない。「負けねえ、負けねえぞ」と。中学の時に決勝で安西先生、湘北高校の先生に言われた「諦めたらそこで、試合終了だよ」っていう言葉をずっと持っているから諦めないわけ。バスケ部に戻してくれた仲間に報いたいと思って、「自分はもっとできる男だ」というファイトを剥き出しに向かっていく!でもやはり体力の限界がきて無念の途中交代をする。自分の申し訳なさ、そして、自分の体力が落ちている情けなさに、こんな自分でいいのかなっていう、自分で葛藤がある。そこで、恩師であるグレても、帰ってきなさい、と迎え入れてくれた安西先生が三井君に一言くれるわけです。それがこの言葉、「君がいてよかった…」。この言葉に三井寿は報われる。
その後、安西先生という恩師を得た三井は、その後、人間としても成長を遂げていく。それがこちら「おう、俺は三井 あきらめの悪い男」だと。上地さんが一番好きなシーン。ずっとあきらめてたにも関わらず、どれだけプライドが傷ついても、どれだけ体力がなくなっても、復活して頑張り続けた三井寿の「おう オレは三井 あきらめの悪い男だぜ」というところの美学。挫折してる人間の方が共感できるのでは。

司会の加藤浩次さんの「人生に影響を与えた漫画」とは?

当番組の司会、加藤浩次さんの「人生に影響を与えた漫画」は、『ゴルゴ13』とのこと。主人公のゴルゴ13は、絶対背後取られたくないキャラクター。夜を共に過ごした女性が、窓際で外をみているゴルゴにゆっくり近づく。そして、愛おしく抱きつこうと、ゴルゴの背後に立った瞬間、振り向いて、その女性を殴るシーンがある。このシーンは、加藤さんに影響を与え、人気キャラクター「爆烈お父さん」のジャイアントスイングが誕生したという!

みちょぱさんの「人生に影響を与えた漫画」とは?

時として、人生に大きな影響を与えることがある漫画!そこで、ここからは漫画で人生に影響を受けたという4人の著名人をご紹介。
まずは、『ワンピース』に影響を受けて、芸名を決めた、「みちょぱ」こと、池田美優さん。このマンガと出会わなければ、「みちょぱ」という名前がないので、多分、今ここにはいないんじゃないかとのこと。「みちょぱ」という名前は、「ワンピース」の中のキャラクターの「チョッパー」という名前から、美優の「み」と「チョッパー」を持ってきて、「みちょぱ」が生まれたとのこと。
みちょぱさんが、『ワンピース』にハマったのは、10代の頃、当時の境遇と重なったとのこと!「仲間想い」みたいのが、共感できるところが多かった。「ギャルサー」をやったりしていたので、そういう想いが結構強い。14歳のみちょぱさんは、渋谷で「ギャルサークル」を立ち上げ、総代表に!そのギャルサークルの鉄の掟は、「男よりも仲間ファースト」。それは、何よりも仲間との絆を大切にする『ワンピース』の世界観そのもの!
そんな「ギャルサー」の総代表を務めていたみちょぱさんが、『ワンピース』で1番好きなシーンは、やはり仲間との絆を感じるシーン!ビビという子と一緒に戦ってきて、でもお別れを言うシーン。『ワンピース』第23巻「ビビとの別れ」。アラバスタ王国の王女ビビは、一国の王女であるにも関わらず、海賊ルフィ達と意気投合。力を合わせ、時に助け合いながら冒険を続けていた。しかし、ある時、愛する国に残り、ルフィ達と別れることを決意。去っていくルフィ達に対して、こう叫ぶ「私はここに残るけど…!いつかまた会えたら!もう一度仲間と呼んでくれますか!?」。ルフィ達に泣きながら叫ぶ。ルフィも、これに応えようとするが、周りには敵である海軍がいる状態。もし、ビビと海賊であるルフィ達が仲間とバレてしまうとビビが捕まるかもしれない。その時、ルフィ達がとった行動は、左手を天高く突き上げた!その腕には、全員同じ印が!それを見たビビも!そこには、ルフィたちと同じ印が!実はこれは仲間の証として皆で描いた仲間の印。そう、ルフィ達はビビへ、無言のメッセージを送った!「これから何が起こっても左腕のこれが仲間の印だ」、「出航〜〜!」。画もいい!腕をあげるシーンがマンガを開くとある。みちょぱさんにとって、「そのシーンが、もうめちゃくちゃ印象強い!」とのこと。

スピードワゴンの小沢一敬さんの「人生に影響を与えた漫画」とは?

続いて!『ドラえもん』でお馴染みの藤子・F・不二雄先生のある隠れた名作に影響を受けたというスピードワゴンの小沢一敬さん!
これまでに3,000冊以上の漫画を読んできたという小沢さん。その中で人生観に多大な影響を与えた漫画が、藤子・F・不二雄先生のSF短編集の中の『ある日…』。F先生の短編集がとにかく好きで、どの話とっても全部めちゃくちゃ面白い。その中でも「ある日…」にはすごい影響を受けてるかもしれないとのこと。
藤子・F・不二雄先生が、1982年に発表した短編『ある日…』。映像サークルのメンバー4人が、それぞれ作った作品の上映会。1人目は、世界中で自分が走る姿を撮影し、つなぎ合わせた作品を紹介。2人目は、自宅の窓から8年間撮影しつづけた町の開発の様子を紹介。そして3人目、『スターウォーズ』のパロディ作品を紹介。作品を見ながら、みんなが談笑する中、4人目の佐久間という男性は、「どれもこれもつまらない!」と3人の作品を酷評。そんな佐久間の作品が映し出したのは、家族の団らんや通学する子供たちなど、何の変哲もない平凡な日常風景ばかり、しかし…作品は突如終わってしまう。この作品を馬鹿にする3人に対して佐久間は、「わかりませんか、ある日突然核戦争が始まって、一瞬にして小市民の生活が消滅したという結末なんです。」と主張。それに対して3人は、唐突過ぎる・伏線がないなどと言って反論。しかし、「ある日」は唐突にやってくる!「伏線」などはる暇もなく、「説得力」のある破壊なんてあるものか。「ある日」がいつくるか…今日にも…と言った瞬間。唐突に短編は終わる!
子どもの頃に読んだ時、「えー」ってなって、すごい影響を受けたとのこと。人生が、いつ終わるかわからないから、深刻にならないとか、深刻に考えるのが馬鹿らしいな、と。F先生の短編集は子供が読んでもわかるんだけど、子供にもなにかしらの目覚めと気づき教えがあるというか、どの話にもメッセージがあるんだけど。小沢さんにとって、この作品は、「影響を受けたというか、忘れられない!」とのこと。

ケンドーコバヤシさんの「人生に影響を与えた漫画」とは?

続いては、今なお愛される2つの漫画のおかげで、芸人人生を歩んでこられたというケンドーコバヤシさん。マンガは何万冊読んだかわからないほどで、漫画から多くの影響を受けているというケンコバさん。これまでの芸人人生は2つの漫画のセリフに救われてきたとのこと。
まずは、若手時代。順風満帆芸人人生でもなく、最初は人から見たら苦労人と言われるキャリア。同期に中川家などの実力者がいたこともあり、不遇の時代が長く、しかもネタが「ダブダブ、ダブル浅野、ダブダブ、ダブル浅野〜」と、めちゃくちゃなネタばっかりしていた。お客さんの頭にビニール袋をかぶせるなど。だから賞レースみたいなのやったら勝てない。こうして華々しく活躍をする中川家などから、かなり遅れをとっていたとのこと。しかしそんな若手時代のケンコバさんを支えた漫画のセリフがあった。それが『ゴルゴ13』!成功率100%に限りなく近いスナイパーのマンガ。そのゴルゴ13がある時、ある諜報部員に、成功の秘訣聞かれたことがある。『ゴルゴ13』、66巻「ワインを飲めなかった男」。「仕事を遂行するその秘訣を教えてくれ」みたいになったら、ゴルゴが「10%の才能、20%の努力、30%の臆病と、残り40%は運だろうな」と言う。そこで、「そうか!才能と努力なんて微々たるものなんだな」と、半分くらい“運”で決まるなら、「堂々としとけ」と。そうして自分の芸風を変えることなく、突き進んだケンコバさん。徐々に人気を集め、大阪では引っ張りだこに。
その後、異色の芸風で東京進出したケンコバさんに新たな障壁が!ものすごくアウェーだった。お客さんもそうですし、共演者の方も「なんだコイツは」みたいに見られてた。ケンコバさんが上京した2000年代は、オリエンタルラジオなど、格好良さも兼ね備えた芸人達がブレイク!しかし、そんなアウェーな状況のケンコバさんを支えたのも漫画、名作『スラムダンク』のあるセリフでした!『スラムダンク』、ナンバー221「早く見たいな山王工業」!山王工業という絶対王者と戦う時に会場の空気がすごい。ただ単に山王の勝利を見にきている完全アウェーというのを初めて体験するんですけど、会場入りした湘北メンバーはアウェーな状況にも関わらず、覚悟を決め、この一言を言うんです、「ワルモノ見参」!このアウェーの空気を察して、堂々とちょっと悪い笑顔、ニヤリと顔浮かべて、アウェーの空気ほど楽しいものはない、プラスしかないと。そして、徐々に観覧のお客さんの歓声が上がってきた時に、ケンコバさんは「虚しさすら感じた!」とのこと。
ちなみにケンコバさん、恋愛に関しては、漫画で悪影響を受けてるそうで…。その漫画が『あしたのジョー』。ボクシングマンガで、男の生き方とかそういうのを学べるマンガ。唯一女性に対しての不信感がどんどん強まっていくとこがあって。乾物屋の娘、林屋ののりちゃんという女の子がいて、ジョーのことが好き。ジョーと西が、デビューが決まった時に2人に試合のトランクスを手縫いで作ってくるんですけど、ジョーはジャストフィットサイズだけど、西はもうパツパツ。これはジョーばかり見てたということ。ある日、ジョーとのりちゃんがデートする。のりちゃんが「矢吹君は毎日いつ死ぬか分からないようなボクシングみたいな競技して寂しくないの?」と言う。ジョーは、「あんなもんじゃ俺は満足できないと燃えて燃えて燃え尽きて、真っ白な灰が残るだけそんな風に生きたいんだ」と言った後に、のりちゃんが「私ついていけそうにない」ってポツッと言う。これは仕方ないですよそのあと、のりちゃんは、ジョーの戦友の西と結婚する。結婚式の時に、ジョーがいつもの乱暴な感じで乗り込んだ時に、のりちゃんの表情、人ってこんな冷たい顔できるんだって、ただただ冷たい顔がショックだった。ケンコバさん曰く、「だから、『あしたのジョー』のせいというか、おかげで、見事独身貫けてる可能性が高い」とのこと!

漫画を読んで、職業を決めたという人たちも!

そして漫画に影響を受けた人の中には、漫画を読んで、職業を決めたという人たちもいる!
例えば、韓国出身のムン・ギョンハンさん。物心がついた頃に、韓国語版の「将太の寿司」を読んだとのこと。寿司一つで人に感動を与える将太の姿に感銘を受け、日本の寿司店に弟子入り、その後、8年間の修業を経て独立。その店名は「すしや 祥太」。そして、2020年には、なんとミシュランの一つ星を獲得!

ROLANDさんの「人生に影響を与えた漫画」とは?

さらに、現代ホスト界の帝王、ROLANDさんも、漫画の影響で職業を決めたとのこと。ROLANDさんがホストになる前、サッカーで挫折して、人生負け組だなって思っていた時に、この負け組の人生どうしたら一発逆転できるかなって思ったとのこと。その時、『夜王』という漫画が教えてくれた!
『夜王』とは、新宿・歌舞伎町を舞台にしたホストたちの物語。ROLANDさんは、それを読む前、ホストは結構チャラチャラしてて、シャンパンコールとかただ盛りあがるだけの、なんか適当にやってる集団だと思ってたとのこと。ただ、『夜王』を読んだ時に、主人公のライバル役として、「聖也」という男がでてくる。彼は、本当に職業として、ホストを突き詰めていて、カッコイイとのこと。そして、『夜王』に登場するナンバーワンホストの「聖也に憧れ、ホストの道へと進んだROLANDさん。その姿はまさにナンバーワンホストの「聖也」そのもの!現役時代、ずっとその髪型していたのは、正直言うと「聖也」に憧れてとのこと。
さらに、実は元々サッカー一筋で、女性とのおしゃべりが苦手だったROLANDさんは、女性との話し方を「聖也」から学んだという。最初は無理で、全然喋れなかったとのこと。その時に『夜王』を読んで、「俺は色んな話題についていけるために女性の雑誌を読んだりとかして勉強して、トレンドを取り入れてる」というシーンが!そういったところも素晴らしいなと思った。さっそく、歌舞伎町の近くにある大規模書店の「紀伊国屋」で、女性の雑誌を全部読んで、今のトレンドを学び、表参道まで自転車で行って、「あー、こういう服がトレンドなんだ」というのを、往復しながら観察していたとのこと。また、高級ホテルのグランドハイアットのロビーに座って、お金を持っている人の仕草などを観察していたとのこと。ROLANDさん曰く「当時は迷惑だったかもしれないけれど、今は顧客としてグランドハイアットを利用しているので、チャラにしてほしい」とのこと。
しかし、簡単に天下が取れるほどホストの世界は甘くない。売り上げが上がらない日々が続き、ROLANDさんも心が折れそうに…。そんな時、ROLANDさんに進むべき道を示してくれたのは、やはり「聖也」さんだった!『夜王』 第82話「一流」のなかで、「聖也」が他の店に行って、一からスタートするシーンがある。元々売れっ子なので、態度を大きくしても許されると思いきや、そこでしっかりトイレ掃除をするシーンがある。美しい顔で、美しい髪の毛で、似合わないトイレ掃除をひたむきにやる姿をみて、プライドを捨てることも出来る男と感じた。「聖也」は、誰よりもプライド高いキャラクターにも関わらず、その姿をみて、自分自身も腐ってる場合ではないなと、しっかり初心に帰らなきゃいけないなと考え、しっかり仕事に向き合うことが出来たとのこと。こうして、徹底した努力をした結果、ホストを始めて、わずか2年、20歳の時に当時所属していたお店でナンバーワンに!さらに人望を集め、史上最年少で代表取締役にも就任して、この漫画のようなサクセスストーリーに!
そして、『夜王』の作画・井上先生の目にとまり、なんとROLANDさんの半生が漫画化されることに!それが、『ローランドゼロ』という作品。この作品の中で「聖也」とROLANDさんのキャラクターが出会う。もちろん、現実世界でないにしても、会えたことをROLANDさんは喜び、本当に「笑われるような夢でも信じていれば叶うよ」といことをすごく感じてもらえると思うとのこと。

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