この差って何ですか?

2020年7月28日(火)

「昔のマジック」と「今のマジック」の差

専門家:DAIKI(マジシャン)、HARA(マジシャン)、K-SUKE(マジシャン)、MASA MAGIC(マジシャン)、MH(マジシャン)

この差は…
「カードマジック」は、「手捌き」や「カード」が進化
「コインマジック」は、「まったく隠さない」
「切断マジック」は、「ホラー要素」が追加
「プロジェクションマッピング」との融合 など
定番から2020年に驚きの進化をとげているマジックの世界!

進化が止まらないマジックの世界!

いつの時代も人々を魅了し続けるマジック!そんなマジックが今、マジシャンたちのアイデアや技術の進歩によって、ものすごいことになっている。
例えば、「ハトマジック」。昔からある定番といえば、ステッキからハトを出したり、スカーフからハトを出したり、トレーの中からハトをだしたり。この「ハトマジック」は、今から80年ほど前に誕生。以来、人々を楽しませて来た。それが、2020年驚きの進化を遂げていた。カナダのマジシャン、ダーシー・オークさん。炎から出したハトを、2羽に、分身の術!さらに、ハトから卵が産まれて、孵化。そして、鳥かごが出現。今度は、鳥かごも分身の術!この「ハトマジック」のように、今は様々な分野のマジックも進化している。

最新の「カードマジック」とは?

まずは「カードマジック」。教えてくれるのは、次世代マジシャンの代表格K-SUKEさん。「カードマジック」の定番といえば、コチラ!一組のトランプを広げていき、ゲストに1枚だけ選んでもらう。それを見せたうえで、選んだカードを戻し、揃える。少し時間をおくと、なぜか一番上に上がってくるというマジック。これは、定番で、大体50年以上、前からあるマジック。もちろんタネは言えないが、巧みな手捌きによって、カードを真ん中に入れたと思っていたが一番上に移動させていた。そして、ここ10年くらいでマジシャン達の手捌きは、飛躍的に向上。その結果、2020年には驚きの「カードマジック」が誕生!
「カードマジック」といっても、テクニックが毎日新しいものがどんどん生み出されている。例えば、「シャッフル」1つにしても、300パターンくらいあると言われている。今時の「シャッフル」だと難易度が高いのもあり、「パーフェクトシャッフル」は、1枚置きにきっている!
今回は、最新の「カードマジック」ということで、トランプとスマホを使って、マジックをやるとのこと。まず、トランプバラバラにきる。今回はわかりやすいように、表と裏で、きる。そして、これから起こる不思議を上地さんから借りたスマートフォンの中に残したいので、このトランプとみなさんのお写真をスマホで撮影。トランプは、バラバラのまま。この状態で、1枚だけ選ぶ。普通はマジシャンが当てるが、今回は上地さんのスマホがトランプを当ててくれる。今回、選んだのが、「ハートの4」。先ほど、上地さんのスマホで撮影した写真には、選んだ「ハートの4」が写っている。このマジックには、トランプにもスマホにも仕掛けはないという!
さらに、2020年では、手捌きだけではなく、マジックで使うカードも進化。高校2年生マジックの超新星MHくんは、独自のアイデアでカードに手を加え、驚きのマジックを生み出した。CGでも、動画加工でもないのに「これ、CGじゃないの?」と言われるのが、彼にとって最高の褒め言葉とのこと!

最新の「コインマジック」とは?

続いては、「コインマジック」。紹介してくれるのは、毎日のようにマジック動画をYoutubeにアップ。レパートリーの数が半端ない新進気鋭のマジシャン、MASA MAGICさん。
まずは定番の「コインマジック」を披露。「コインマジック」の定番中の定番、「貫通現象」。これまでも、いろいろなマジシャンがやってきており、コインが板やスカーフの間を抜ける定番の貫通マジック。しかし、この定番マジック、手と板で隠れてしまって、貫通する瞬間が見えない。それが2020年になると、コインがガラスを貫通するのが丸見え!!昔とは違い、まったく隠さないMASA MAGICさんのコイン貫通マジック!さらに今回は、コインが風船を貫通する瞬間も!まさに、目の前でコインが貫通する奇跡の体験!

最新の「切断マジック」とは?

続いては「切断マジック」。披露してくれるのは、年間500本ものステージをこなすイリュージョニストDAIKIさん。「切断マジック」の定番といえば、固定した女性の胴体に、鉄板を差し込み、上半身と下半身が離れ離れにする。実はこの切断マジックは100年も前からあるモノだが、ここからが最新の「切断マジック」!なんと切断された下半身が自分で歩いて戻ってくるというホラーの要素も加わった!

「プロジェクションマッピング」とマジックの融合とは?

続いては、さらに今マジックの世界に新風を巻き起こしている技術がある。それが「プロジェクションマッピング」。こちら日本人イリュージョニスト、HARAさんは、「プロジェクションマッピングとマジックの技術を融合させたステージを世界中で公演。マジック界のアカデミー賞と言われる世界大会でも受賞。
今回は、プロジェクションマッピングとカードマジックが融合した最先端のイリュージョンを披露。今回は「不思議の国のアリス」からインスピレーション得た。まず、トランプのマークと数字を絞り出していく。絞り出されたので、両面とも真っ白に!今度2枚のジョーカー使う。1枚ここに置いておく、このジョーカーは絵柄がしっかりと印刷されているはずだが、ジョーカーが抜き出てくる。指を鳴らすと、MCの加藤さんに変わる。そして、ジョーカーの加藤さんは、結構寂しがり屋さんで、仲間のところに行きたがる。そのため、もう1枚のジョーカーのところへ。なんと、そのジョーカーのオモテをめくると、加藤さんともう一人のジョーカーが印刷されているカードに!このように、「プロジェクションマッピング」とクロースアップマジックを、融合させたのはHARAさんが世界ではじめてとのこと!

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