2022年、日本人女性が世界最高齢の女子クロスカントリースキーヤーとしてギネスに認定された。富山県魚津市に暮らす佐伯克美さん87歳。雪上のマラソンといわれる過酷な競技に挑む、まさにスーパーおばあちゃん。
けれど、佐伯さんは言う。
「きょう滑れても明日滑れるかどうかは、あした起きてみないと分からない」と。
佐伯さんのライバルも80歳を超えて大会から姿を消していった。人類は老いに抗うことができるのだろうか…。
89歳になるシーズン開幕目前、佐伯さんに予期せぬことが次々と起こる。体調を崩し緊急入院。2024年元日の能登半島地震。そして、記録的な暖冬による雪不足。ギネス記録更新は…。
山あり谷ありそれが人生。
昨日と同じ今日であるために、今日と同じあすが来るように、1日1日、命のありがたさをかみしめて生きていく。
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