5月5日放送
時をかける桜 ~カメラがたどった8つの物語~

テレビの報道カメラマンは50年以上、桜を撮影してきた。名所から、地元の小さな桜まで。JNN各局のライブラリーには桜映像が一万本以上眠っている。
我々報道カメラマンは手分けして、これまで撮りためた桜の動画を見つめてみた。

47年前、ダムに沈み行く村。「こんなに満開で、私を見送ってくれている」
庭先にある桜の大木を見ながら家主は、最後の別れを告げた。
あの桜と家主はその後どうなったのか…。

23年前、過疎で悩む山村の小学校。
校庭の桜に囲まれ、4年ぶりに入る新一年生に村は大騒ぎ。
「はい!」
村中の人が見守る入学式で元気いっぱいに返事をした女の子は、今どうしているのか…。

かつての桜の映像には、桜に想いを馳せた“ひと”の物語が映っていた。
それぞれに桜の樹の下でドラマがあり、人生がある。

「あの桜は、あの人は今どうしているのか―」
過去のカメラマンの映像を頼りに、“桜”と“ひと”を訪ねる旅が始まった。

製作協力:JNN各社
製作:MBS毎日放送
ディレクター:和田浩