7月21日放送
“国宝級の発見” 巨大蛇行剣の謎

2023年1月、
奈良市の富雄丸山古墳で極めて巨大な剣が見つかったというニュースが、
全国の考古学ファンのみならず多くの人を驚かせた。

剣の長さは実に2メートル37センチ。
これまでに日本国内で発見された同時代の最も長い剣の約2倍で、
古代東アジアでも最大となる。
そして特徴的なのが形状で、蛇のように屈曲していることから蛇行剣と呼ばれている。

この巨大蛇行剣は、日本で古代国家が形成された重要な時期であるものの、
分かっていないことが多い“謎の4世紀”につくられたとみられている。
巨大蛇行剣を適切に保存処理し、分析することは、
“謎の4世紀”の解明につながる可能性もあるのだ。

はたして、巨大蛇行剣は1600年前、誰が、何のために、そしてどうやってつくったのか…。

私たちは、巨大蛇行剣の保存処理におよそ1年間にわたって、独占密着取材をおこなってきた。
そこでは、“謎の4世紀”や日本の刀剣の歴史に迫る数々の発見があった。

製作:TBSテレビ
ディレクター:山崎直史