1948年福岡県久留米市に生まれた鮎川誠は妻とシーナ&ロケッツを結成し上京、「ユーメイドリーム」の大ヒットを飛ばしシーナは女性ロックボーカルの草分けとして多くの女性を勇気付けた。
しかし2015年、シーナが急逝。公私にわたるパートナーを失った鮎川だったが、バンドはそれまで以上にライブ活動に力を入れる。「ステージに立つとシーナがそこにいるから」という鮎川を、次女の鮎川純子がマネージャーとして支え、最近では末娘のルーシーがボーカルを務める。
彼を慕う人が多い理由の一つは、その暖かい人柄と朴訥とした筑後弁で語られる真摯な言葉だ。
「ガキの頃に出会って夢中になった音楽のそばにずっとおれてよかったし、好きなことを変わらずにできることが嬉しい。これからもそんな俺をシーナに見せていきたい」
74歳になる鮎川誠はどこまでもシンプルでピュアなままだ。そんな音楽漬けの日々とバンド秘話、家族との姿を追う。
鮎川誠さんの訃報に際し、
スタッフ一同、心よりご冥福をお祈りいたします。
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