2021年10月31日に行われた衆議院議員選挙。
自民党の石破元幹事長は、ある想いを抱いて選挙戦に臨んでいた。
「総理大臣が国会で嘘を言って、バレれば書類を書き換え・捨てる。真面目にやった人は首を吊るような政治であっていいとは思わない。正直で誠実で嘘のない自民党を作っていきたい」
自民党が森友学園問題の再調査に慎重な姿勢を取る中、こう訴えた石破氏。
安倍氏・麻生氏という2人の総理経験者と対立し、自民党の本流に乗ることはない。
国民からの人気が高く“次期総理・総裁”との期待の声も上がるが、
これまで総裁選に4度挑戦するものの連戦連敗。
今年は河野太郎氏を担ぎ勝負に出たが、またも権力闘争に敗れる結果となった。
石破は終わった― そんな声も上がり始めている。
「永遠の総理候補」となりつつある石破氏の総裁選・衆院選を密着取材。
政治家・石破茂の人物像に迫ると共に、自民党の権力闘争の今を描く。
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