川辺康子さんは、大阪市西成区の団地で「こども食堂」を運営しています。週に3回、開く「こども食堂」には、赤ちゃんから大人まで40人ほどが来て、いつも賑やか。食事は、全て無料です。
長い間、親や子をサポートしてきた川辺さんはいま、新たな取組を始めようとしています。食事を提供するだけでは、根本的な解決にならないと実感したからだそうです。家を借り、子どもや親と同居しながら生活の立て直しを図る計画。共同生活を始めたのは、およそ1年前から「こども食堂」に通う親子。母親は、夫からの暴力を受け、シェルターを転々としてきました。不安からか、睡眠導入剤や精神安定剤の服用が止められません。息子は、小学4年生。生活習慣が乱れ、小学校は休みがちです。親子と始めた川辺さんの取り組みですが…。
自らの生活を顧みず、こども食堂に集まる人たちを温かく見守る川辺さんの日々を見つめます。
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