「頑張ってくれて、ありがとう」
息を引き取った患者に、家族は泣きながら声をかけた。“タブレット越し”の最期の別れ。新型コロナウイルスは、家族のかけがえのない時間すら奪う。
聖マリアンナ医大病院救命救急センター。新型コロナ患者のため、集中治療室=ICUを改装し、幾重にも工夫を凝らしていた。感染拡大のなか、患者に寄り添い続ける医療スタッフたち。母親と同じ道を歩む入局3年目の看護師。海外で学び得た知識を現場に生かすICU指揮官。車中に寝泊まりし、真夜中でも画像診断を続ける放射線医。それぞれが現場に立ち続ける理由とは。コロナ治療最前線の一年。
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