
長野県に暮らす蒲和美さん(52)と息子の涼太さん(28)。涼太さんには重度の知的障害に加えて、突然パニックを起こしたりする「強度行動障害」もあります。普段は優しい涼太さん。でもひとたびパニックになれば、激しく頭を壁や床に叩きつけ、和美さんが止めようとしてケガをすることもあります。
こうした「強度行動障害」のある人は全国に12万人いるとされる一方で、障害者施設への入所は困難な状況です。積極的に受け入れを進める施設でも、待機者は130人以上。背景には、施設で支援する職員の数が足りない実情があります。
和美さんは、大人の年齢になった涼太さんが入所できる施設を探してきました。求め歩いて断られる日々はもう6年にもなります。激しいパニックへの対応を理由に受け入れ先が見つからないのです。
そんな中、2024年11月、和美さんの苦悩を知ったグループホームが涼太さんを受け入れることを申し出ました。ともに生きてきた28年、初めて別れることになった親子。その家族の姿から、強度行動障害のある子と親の人生を考えます。
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