
「防衛力強化」が急ピッチで進む。政府は2032年度までに全国で弾薬庫130棟を増設する方針だ。その中でも最多の14棟の増設が決まっているのが、意外にも京都府南部にある「陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地」である。新たな弾薬庫には、敵国の軍事基地を直接攻撃できるような射程1000キロを超える長距離ミサイルが保管される可能性が高い。
祝園分屯地は、京都・大阪・奈良の3府県にまたがる「関西文化学術研究都市」の中心に位置する。周辺住民からは「なぜこの場所なのか」「有事の際に標的になる」など、疑問や不安の声が上がっている。
住民たちは「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(ほうそのネット)」を結成し、学習会や署名活動を続けてきたが、2025年8月、ついに工事が始まった。
世界各地で戦争が続く。政府は「抑止力」「台湾有事への備え」を強調する。日本の自衛隊はどこに向かい、私たちの生活はどう変わるのか。弾薬庫増設に揺れる京都・祝園で、声を上げる住民たちの20か月を追った。
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