じょんのび日本遺産

放送内容

2020年 2月 23日

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旅人:ナタリー・エモンズ&中江有里

ナレーター:森本レオ

今回の日本遺産
山寺が支えた紅花文化 ―冬の絶景編―

参道石段と奇岩怪石の景勝地「山寺」。この山寺から始まった紅花栽培と紅花交易は山形に莫大な富と豊かな文化をもたらした。豪農・豪商屋敷には白壁の蔵座敷が立ち並び、上方文化とのつながりを示す雅な雛人形や紅花染めの衣装を身に着けて舞う舞楽が今なお受け継がれ、華やかな彩りを添える。この地の紅花をめぐるストーリーは2018年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズと中江有里。
季節が変わり冬になると山形では紅花に代わり、雪の絶景を見ることができる。2人がまず向かったのは、古くは山岳信仰の対象として崇められていた霊峰『蔵王』。麓には登山前に人々が身を清めたと伝わる蔵王温泉街が広がる。熱い湯で身体を温めた2人は蔵王へ。山頂付近には自然が作り上げた樹氷の絶景が広がっていた。「スノーモンスター」とも呼ばれ、世界的にも広く知られるその造形美に惚れ惚れ。続いて訪れたのは、山形を貫くように流れる「最上川」。戦国武将の最上義光により整備され、紅花をはじめ山形の特産品が日本中に名を轟かすきっかけとなった。その河川敷で船頭たちが食べたことが発祥とされるのが、郷土料理の「芋煮」。山形県民の心の味に2人も舌鼓。さらに、県内でも有数の豪雪地域として知られる尾花沢へ。ここは民謡「花笠音頭」の発祥の地。花笠音頭が生まれるまでの驚きのストーリーを知る。最後に訪れたのは、ノスタルジックな街並みが魅力的な「銀山温泉」。雄大な雪景色を眺めながら、熱い湯を満喫。さまざまな冬の絶景をめぐる女性2人のじょんのび旅。

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