じょんのび日本遺産

放送内容

2019年 8月 11日

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旅人:ナタリー・エモンズ&齋藤孝

今回の日本遺産
近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―

日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、高い教育水準を示した。これは、藩校や郷学、私塾など、様々な階層を対象とした学校の普及による影響が大きく、明治維新以降の近代化の原動力となり、現代においても教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれている。茨城県水戸市には江戸時代に創立した日本最大規模の藩校「弘道館」がある。弘道館をはじめ、近世に開校していた4つの学校が2015年に日本遺産に認定されている。
今回、水戸を旅するのはナタリー・エモンズさんと明治大学教授の齋藤孝さん。
日本三名園の一つ偕楽園で合流した二人は、園内をじょんのびと散歩。生い茂る竹林を歩けば心も晴れやかになり、思わず水戸黄門の歌を口ずさむ。水戸は水戸黄門こと水戸藩2代藩主、徳川光圀が治めた土地。光圀は教育に情熱を注ぎ、偉大な業績を残した。光圀が編纂を開始した『大日本史』を間近で閲覧し、その量と内容の豊かさに驚愕。また、食通としても知られる光圀が好んで食べた納豆や当時珍しかった料理をいただき、グルメな光圀のこだわりを垣間見る。そして、いよいよ弘道館へ。弘道館は光圀の意思を継いだ水戸藩主が作り上げた日本最大規模を誇る学校。今回は齋藤先生が論語の授業を地元の子どもたち相手に行う。素直で元気な子どもたちとのふれあいに感激する齋藤先生。最後はこの地域の名物「常陸牛」のステーキとビーフシチューを堪能。楽しみながら学ぶ水戸のじょんのび旅。

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