じょんのび日本遺産

2020年9月13日(日)

秋田、岩手の旅

古来、日本人は自然の素材を使ってさまざまな道具を作ってきた。職人の技が生み出す優れた道具は「伝統工芸品」として、今も各地で大切に受け継がれている。
今回、伝統工芸が盛んな秋田と岩手を旅するのは、東北人としての誇りを抱く中村雅俊さん。まず訪れたのは秋田県の角館。凛とした佇まいの武家屋敷群を抜け、江戸時代から続く味噌・醤油の醸造元へ。いぶりがっこや味噌汁など郷土の味をいただく。人気のローカル線で北上し訪れた大館は、秋田杉から作られる曲げわっぱで知られる町。老舗の工房で曲げ作業を体験したあとは、大館名物・比内地鶏の親子丼に舌鼓。続いて岩手県を訪れた中村さんは、盛岡が誇る工芸品、南部鉄器の工房へ。溶かした鉄を型に流し込むダイナミックな鉄瓶作りを目の当たりにする。さらに盛岡のソウルフードとも呼ぶべきコッペパンの専門店では、昔懐かしい味に出会い、最後は日本一の漆の産地である二戸へ。上質な国産漆が作り出す漆器の美しさと作り手たちの思いに触れる。東北に受け継がれる伝統をめぐる、じょんのび旅。

旅人:中村雅俊
ナレーター:斉藤由貴

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