じょんのび日本遺産

2020年8月9日(日)

千葉の旅

北総地域は百万都市江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、水運と江戸に続く街道を利用して東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えた。こうした中、江戸文化を取り入れることにより、城下町の佐倉、成田山の門前町成田、利根水運の河岸、香取神宮の参道の起点の佐原、漁港・港町、そして磯巡りの観光客で賑わった銚子という4つの特色ある都市が発展した。これら四都市では、江戸庶民も訪れた4種の町並みや風景が残り、今も東京近郊にありながら江戸情緒を体感することができる。
この四都市を旅するのは六角精児さん。
最初に訪れたのは銚子。まずは、かつて江戸庶民が小旅行で眺めに来た断崖絶壁や奇岩に出会う。
電車が大好きな六角さんは銚子電鉄に乗り、銚子山十商店へ。食べる醤油と言われる「醤(ひしお)」の作り方を見学し、おすすめの卵かけご飯にしていただく。また、丼屋七兵衛では、梅雨の時期に水揚げされる脂が乗った「入梅イワシ」のイワシ丼を賞味。続いては第二の都市、佐原へ。
町の中央を流れる川を小舟に乗り、江戸を感じる舟旅を楽しむ。その後は香取神宮へお参り。参道で見つけた厄落としだんごを食べて厄払い。第三の都市、佐倉では、佐倉藩に伝わる武術「立身流」を教わりに旧堀田邸へ。剣術や槍術を教わる六角さんは実に楽しそう。最後は成田へ。成田山新勝寺で参拝をすませ、創業100年を超える老舗で名物の鰻を楽しむ。江戸の文化と町並みが残る場所で、江戸の息吹を感じるじょんのび旅。

旅人:六角精児
ナレーター:斉藤由貴

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