草彅剛さん×仲間由紀恵さんSPインタビュー
草彅剛さん×仲間由紀恵さんのスペシャルインタビューを、前後半の2回に分けて紹介します。撮影中の苦労話やドラマへの想いなどなど、たっぷりと語ってくれました!
インタビュー前編
- ――5夜連続というドラマの撮影を振り返っていかがでしょうか?
- 草彅 心身ともに鍛えられた感じです。ドラマでここまで鍛えられたことって、僕としては初めて。橋田さんの台本の厚みだとか重みとか、それを演じるには本気にならないとダメだったと思います。それは、他のキャストのみんなやスタッフも、同じく本気でやっていました。とにかく、今までのドラマの中で、スケールがものすごく大きかったですね。こんなに長くアメリカに滞在したこともなかったし。とにかく、みんなで命を燃やしていたという感じです。
アメリカロケでは泉ピン子さんや中井貴一さん、仲間由紀恵ちゃん、松山ケンイチくんと、家族として長い間一緒にいて、大変なシーンがたくさんあったんですけど、ホントみんなと意気が合っていました。ここまでなるなんて想像していなかったんですけど、みんな集中力がすごくて、どんなに大変なシーンでも乗り越えられたというか。振り返ってみても、あんなシーンをよく撮れたな…とか思います。それも、みんなが一生懸命やったおかげだと思います。 - 仲間 撮影が終わって何ヶ月かが経ちますが、今振り返ってみても、かなり濃密な時間だったと思います。このお仕事のお話をいただくまで、ブラジル移民は知っていましたが、アメリカに移民していた日本人がいるということを知りませんでした。戦前に移民をしたけど、それから戦争が始まって日本へ帰ることもできず、アメリカにいても肩身の狭い思いをしていた方たちのお話なので、ワンシーンワンシーンに緊張感がありましたし、いろいろな想いがありました。
- ――橋田さんの台本ということで、長ゼリフでは苦労されましたか?
- 仲間 長ゼリフはありましたね。
- 草彅 ありましたねぇ。
- 仲間 でも、私はみなさんと比べてあまりなかったんですよ(笑)。
- 草彅 そんなことないでしょ!?
- 仲間 しゃべってはいますけど、でも、ホントは、少しだけでした。
- 草彅 由紀恵ちゃんばっかりしゃべっていた気がするけど?
- 仲間 私がしゃべっていのは「そうね」とか「ああ」とか、誰かの台詞を受ける感じで、みんなと一緒にいても、実は人の話を聞いていることが多かったんです。
- 草彅 本当? 僕は大変でした。
- 仲間 (笑)
- 草彅 みんなに迷惑かけたこともありますし。でも、長い台詞だと気持ちが乗ってくるというか、自分の想定外の感情も出てきたりするので、それはすごくよかったと思います。第2話の最後だったかな、由紀恵ちゃんとのシーンでも、ホントに長い台詞があったんですけど、そこは集中してカメラも長回しで、すごくいいシーンが撮れたと思うので、早く観てみたいです。
- ――想定外の感情というと?
- 草彅 自分では泣こうとは思っていないけど、急に涙が出てきたりとかですね。なんで俺、泣いてるんだ? みたいな感じです。まず台本を読んで「あ、ここで泣いたり笑ったりするんだな」というのを確認するじゃないですか。でもたまに、「なんでこんなところで泣くんだろ?」ということがありまして。でも多分、それが正解なんでしょうね。
そういったことが長いシーンのときに多かったんですけど、僕が意図していなかったシーンで、そのようなすごくいいシーンが生まれたと思うことがたくさんありました。一郎が戦争に駆り出されるシーンでも、台本で読んでいたときからすごいなと思っていたんですけど、現場に入って実際に銃とか構えたりして、「442部隊として家族のために頑張るぞ!」とか声をかけたりするシーンなど、自分が思っていた以上に、いいお芝居ができたと思っています。 - ――仲間さんはいかがですか?
- 仲間 本当に、そういうシーンは多かったと思います。私達だけではなくてピン子さんも中井貴一さんも松山くんもそうで、撮影の空き時間などで「なんでこんなに悲しい気持ちになるんだろうね?」と話をしていたくらいです。でも、あの場所(日系移民の収容所があったマンザナー)で台詞を言っていると、思っている以上に悲しくなるというか、なにか湧き出てくるものがありました。別な言い方をすれば、一つの家族としての絆が高まって、強くなっていた証拠だと思います。
ピン子さんが「こんなに泣いてばかりでいいのかな? 観ている人が引くんじゃない!?」とおっしゃって、泣かないように我慢するんですけど、自然と涙がでてしまうというか。シーンにメリハリが出るよう、ここは泣かないでおこうとか、どう見せるか多少の計算は必要ですが、でももうそれもできないくらい家族でボロボロ泣いていました。それだけ、力のある台本だと思います。
草なぎさんとのシーンでも、一郎が「俺がみんなを守っていく!」というのがあり、草なぎさんが、テストのときと違う動きを本番でされたんですね。テストでは、これから頑張って生きていこうという感じだったんですが、本番では、草なぎさんが家族みんなが輪になったところで、みんなをぎゅっと抱き寄せる動きをされたんです。なんだかそれで、みんな一つの輪になれたような気がします。テストとは違う動きで、それに感じるものがあり、なぜそうしたか分かりました。あとで、松山くんも「あのシーンよかったですね」と言っていました。 - 草彅 それは確か、第3話の冒頭部分だと思うんですけど、なんでそんなことをしたのか分からないんですよね(笑)。
- 仲間 やっぱり気持ちですよね。
- 草彅 なんであんなことをしたのか、ホントわからないんですけど、家族っぽくなってよかったと思います。でも、急に別の動きをされたらビックリすますよねぇ。
- 仲間 でも、あのシーンからですよね、みんなの気持ちが一つになったのは。
- 草彅 でも、そんな感じだったんだよね。監督のジャイ(福澤)さんも「イェイ!」みたいな感じでよかったって言ってくれましたし。
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