有村架純×中村倫也 W主演!
異色のリーガル・エンターテインメント
7月15日(金)よる10時スタート!
有村架純・中村倫也
特別インタビュー!!
ドラマの見どころから撮影ウラ話までしっかり聞いてきました!
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。
中村倫也とは『コントが始まる』(2021)以来の再共演。TBSドラマで主演を務めるのは『中学聖日記』(2018年10月期)以来となる。
1986年12月24日生まれ、東京都出身。
主な出演ドラマは『凪のお暇』 『美食探偵 明智五郎』 『この恋あたためますか』『珈琲いかがでしょう』など。
中村雰囲気としては、だいたい僕が無駄話をしたり⿐歌を歌ったりしているのに付き合ってくれる、保⺟さんみたいな現場です
有村現場がとても温かくて、1日があっという間に過ぎていきます
中村ほんとだよねぇ
お⼆⼈でのシーンも多いと思いますが、お芝居をしていてどんな感触ですか?
有村最初はすごく緊張しました
中村ええっ!?
有村「以前、『コントが始まる』というドラマでご⼀緒した時、緊張しすぎて、あまり噛むことはないんですけど……噛んじゃったんですよね、本番で
中村え? 架純ちゃんが?
有村はい。“わたす”って⾔ったの、憶えていますか?
中村憶えていない。⾔ってた? へぇ〜!
有村そうなんです。物凄く緊張していて
中村その時から、『⽯⼦と⽻男〜』で来年⼀緒ですねって話をしていて、まさか緊張しているなんて思ってなかったですけど
有村いえいえ、緊張していました
中村でも、今回チーム感みたいなものは結構早くできたよね
有村はい。私はもう、初⽇で感じていました
中村ただ、⽯⼦と⽻男⾃⾝は1話で初対⾯から始まるので、なんかこの距離感でそのままいくと、彼らにしてはまだ近すぎるかなぁと思って。そうならないようにしなきゃと考えながら、僕はやっていた部分もありました
有村(頷いている)
中村1話を編集した演出の塚原(あゆ⼦)さんから“遠慮がない感じがよかった”みたいなことを⾔われたので、だったら⼤丈夫かなと。そんなコンビネーションですかね、今のところ
セリフのやりとりも精妙で、量も多いですが、1話を撮り終わって印象深いのは?
中村遠い記憶だな、1 話
有村初めて⽻男さんが潮法律事務所に出勤した時のやりとりが1話の冒頭で⾒られるんですけど、実は⽯⼦と⽗・綿郎(さだまさし)の⾃宅兼事務所なんですよね。だから、必然的に⾃宅の情報も詰まっているあのシーンは、印象に残っています
中村あぁ、動いていたもんね。芝居場はまさにこのセットで(※対談はセット内で実施)
有村そうです、そうです。あのシーンで、⽯⼦が⼀⽅的にワーって喋っていたら、⽻男さんがそこにのっかってきて、凸凹感が⽣まれたような気がしました
作品の世界観が伝わりやすいセットですよね。遊び道具もあったりしますが、セットに関しては感想などいかがですか?
中村本当に、いつどうして買ったの? みたいなものがいっぱいありますよね
有村拾ってきたのかな? というようなものもたくさんあって。多分全部お⽗さんの趣味ですよね
中村拾ってきたって(笑)。でも、釣り竿が3本あったり、スキーのストックは4つ、ウエットスーツが2つあったりするから……⽯⼦もウエットスーツを着てサーフィンしているのかな? なんて思ったりして。僕は、合間に遊んでいます。さっきもスケボー乗ったりトランポリンやったりしました。カラーボールでキャッチボールをしていたら、演出部に没収されました
有村あと、紙とペンがいっぱいあるから、合間にお絵描きしたりもしますね
中村たしかに、お絵描きしてますねぇ
お話を聞いていると、シビアな撮影現場ではなく、ほのぼのしている感じですね。
中村多分、ほのぼのしている⼈が多いんじゃないですかね?
有村キャスト数も⼤勢いらっしゃる感じではないですし、みんなの温度感が似ているのかなって思います
⽯⼦と⽻男のデスク周りを御覧になって、ご⾃⾝のキャラクターに合っているなと思う要素はありますか?
中村シンプルですよね。⽻男の⾃宅もそうなので、合わせているのかなぁ
有村⽻男さんの机は綺麗だけど、⽯⼦の机にはいつも書類とかあって、てんやわんやしています
中村でも、⽯⼦のほうが⾊味はいいよね。綿郎さんの机なんてカブトムシがいるからね
有村お⽗さんは特等席です(笑)
中村いくら休職中だとはいえ、あの席を譲られたら気まずいです
有村⽻男さんの席は新調していますからね
中村そうなの? あ、そうか、カバーはずしていたか
有村そう。⽻男さんのために、倹約家の事務所がお⾦をはたいて
中村(笑)。(セットを⾒渡しながら)あそこのエリア、好きなんだけどね
有村植物がたくさんあるエリア。おうちにも植物がたくさんあるので、多分それも綿郎さんの趣味ですね。あと、ベランダのような屋上のロケセットに、ピーマンとかナスがあって、家庭菜園もしているんです
綿郎を演じているさだまさしさんとのエピソードはありますか?
有村本当に⾊々な話をしてくださいます。昨⽇あったことやこれまでの出来事などたくさん話してくれて、楽しいです
中村うんうん
賑やかそうで。
有村はい(笑)
チームワークのいい現場でそれぞれのキャラクターと向き合ってきて、もし⽯⼦と⽻男が互いに他⼰紹介するとしたら?
中村なるほど。どっちからいく?
有村どうですか?
中村どうぞ
有村えっと、⽻男さんをこの2か⽉間⾒てきて、⾃分のコンプレックスを⼀⽣懸命隠しながら、いろんなことで上書きしながら⽣きている⼈なんですけど、図星をつかれた時に⼀気にホロっと崩れてしまう脆さがあるんですよね。だから、凄く繊細で不器⽤。その不器⽤に⽣きている姿が愛おしく、かわいらしいなと思える愛すべきキャラクターだなと思います
中村⽯⼦さんは、架純ちゃんが位置取るポジションが絶対に僕より1歩うしろなんですよ。パラリーガルで弁護⼠ではないというのもあるのかもしれないですけど。うしろから様⼦を⾒ていて、⽻男がピンチになると⼿を差し伸べてくれたり、間違った⽅向に⾏き始めると怒ったりする。なんか、視聴者の男性陣が確実に⽯⼦ファンになるだろうなと。それはわりと早い段階で思いましたね。あと、なんでしょう、⽯⼦ってピシッと背筋を伸ばして仕事や依頼⼈と向き合っている⼈なんですけど、ちょっとお酒が⼊った時にそれがホロっと崩れて謎の⾊気が出るっていう……
有村(⾸を傾げながら)ははは
謎の⾊気とは、設定や台本上の指⽰ではなく?
中村違います。だからそれは有村架純さん、いや、有村架純さんの中から出てくる健康的な、⾷⽣活にもちゃんと気を配っていらっしゃる有村架純さんの内側から滲み出る……
有村なんじゃそりゃ(笑)
中村なんじゃそりゃですね。素敵なサムシングです(笑)
逆に有村さんも中村さんだからこその⽻男の要素を感じる部分はありますか?
有村⾔葉だけピックアップすると棘があったりする場⾯で、その奥底にある包容⼒というか、⽯⼦がギャーギャー⾔っている時も実は⽻男が丸め込んでいるというか、凄く広いところで包んでいるような感じがしていて
中村それは、うーん……僕だからですねぇ。ははは!
有村(笑)。お芝居していても、とても思いやりがあるなと感じます。もちろん芝居場ではないところでも優しいですけど、お芝居していても優しいんですよね。私が表現したものを全部拾って応えてくださるし
しっかり掛け合いができていると。
有村いや、多分私はうまく返せていないと思います、いつも
中村そんなことないよ
1話放送が楽しみです。⾒どころはどんなところになりそうですか?
有村⾚楚(衛⼆)くん演じる⼤庭が依頼⼈として潮法律事務所へ駆け込んできて。そこからの⼈間模様として、わちゃわちゃしながらも“案件”に対してどんどん気持ちが動いていく様が、テンポ感や⾳楽も相まってどのくらいの疾⾛感・臨場感になっているかは楽しみです
中村1話から凸凹コンビのそれぞれが抱えているコンプレックスやどんな状況を打破したくて今もがいているのかが⼀連のやり取りの中にも⾒え隠れするし、ひとつの依頼というか出来事に対してのスタンスや関わる⼈達の物語でも浮き彫りになっていくので、飽きない吸引⼒のある回になっているかなと。若⼲カオスだなとも思いますし。だから、あまり⾒たことのない終わり⽅をしていたら、2話も気になって⾒て頂けるのではと思っています
2話以降も⾒どころが多そうですね。
最後に、このドラマは知らないうちに法律を犯していそうな⼩さな罪にスポットライトをあてている気がしますが、“法律”に対して意識が変わったりしましたか?
有村今まで“ま、いっか”と⾒過ごしていたことも、本当に⼀歩間違えると法律に引っかかるんだなと思いますし、凄く“気付き”があります
中村今の⽇本でわりとタイムリーな出来事が依頼としてあったり、逆に⽇本ではまだ判例がないようなことも取り上げているので、僕としてはかなり勉強になっています。お恥ずかしながら、僕はこのドラマの台本で今春から成⼈年齢が引き下げられたことを知りました。昨年からニュースでそんなことを⾔っているなとは思っていたんですけど、実際にスタートしたのがいつかは把握していなかった。だから架純ちゃんが⾔った通り“気付き”にもなると感じますね。 あと、やっぱり裁判もののドラマって出来事の応酬があって⼤逆転、勝ち負けという⽅向が多いですが、今作はそういうエンターテイメント寄りというよりかはリアル寄りに作っている気がします
扱う事象⾃体が⾝近なことも影響していそうです。
有村そうですよね
中村裁判の描写でもそれは感じましたし、嘘をつき過ぎていない感じ。リアルな裁判というものを知らない⼈は、裁判ということ⾃体もちょっと学べたりするのかなとは思いましたね
楽しみにしています。
有村・中村ありがとうございます!
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。中村倫也とは『コントが始まる』(2021)以来の再共演。TBSドラマで主演を務めるのは『中学聖日記』(2018年10月期)以来となる。
1986年12月24日生まれ、東京都出身。主な出演ドラマは『凪のお暇』『美食探偵 明智五郎』『この恋あたためますか』『珈琲いかがでしょう』など。
1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2015年『表参道高校合唱部!』でTVドラマデビュー、2017年には『仮面ライダービルド』に出演。2022年後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演が決定。
1978年7月25日生まれ、京都府出身。2020年M-1グランプリにてこがけんと出場した「おいでやすこが」が準優勝。役者として出演した『NHK連続テレビドラマ小説 カムカムエヴリバディ』では森岡新平 役を好演。
1952年4月10日生まれ、長崎県出身。シンガー・ソングライター、小説家として「関白宣言」「北の国から」などのヒット曲、小説「風に立つライオン」などを発表、現在全国コンサート開催中。