ドラマ特別企画 西村京太郎サスペンス「十津川警部シリーズ8」外房線に消えた女〜十津川の初恋〜

2019年3月25日

解説放送あり

あらすじ

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千葉県の館山市で弁護士をしているという崎田守(須藤公一)が、十津川警部(内藤剛志)を訪ねてきた。崎田は館山のホテルの女将・原口夕子(菊池桃子)が心臓発作で死んだと十津川に告げる。夕子の名を聞いて十津川は学生時代を思い出していた。夕子は十津川の初恋の人だったのだ。崎田は、夕子の死後に行方不明になっている彼女の娘・由紀(竹田有美香)を捜していて、十津川に協力して欲しいと訴える。

ところがその翌日、崎田が都内の公園で死体となって発見された。死因は絞殺による窒息死。調べを進めると、崎田は弁護士でなかったことが判明する。十津川と亀井刑事(石丸謙二郎)は館山に向かい、夕子が女将を務めていたホテルを訪ねる。すると意外な事実が判明する。ホテルの仲居の斎藤邦子(宮本真希)と江島聡子(黒坂真美)、さらに近所のカフェバーのマスターのジム・モンゴメリー(ダンテ カーヴァー)によると、急死したのは娘の由紀で、行方が分からないのが夕子だというのだ。県会議員の三枝雄大(大谷亮介)と、原口家の主治医で由紀を看取った三田正芳医師(鶴田忍)も死んだのは由紀で間違いないと断言する。殺された崎田は、十津川に母娘の死生を逆に伝えていたのだ。やがて崎田がフリーのトラベルライターであることが明らかになり、崎田が由紀に思いを寄せていたことも分かった。

さらに匿名を条件とした女性から、小坂井茂(大鶴義丹)という画家が夕子と由紀、それぞれに手を出していたという情報がもたらされる。警察は小坂井に疑惑の目を向けるが、程なくして小坂井は刃物で刺殺体となって発見される。

崎田と小坂井を殺したのは誰なのか。さらに由紀の病死にも他殺の疑いが浮かぶ。依然として行方の分からない夕子は最も怪しい容疑者の一人である。外房線を巡り夕子との思い出の場所、御宿などを訪ねて事件解決の手掛かりを探す十津川と亀井。やがて夕子がホテルに戻ったと知らせが入り、十津川は会いに行くのだが…。