はぐれ署長の殺人急行4

2018年7月9日

解説放送あり

みどころ

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日光で警察署長に着任した鉄太郎が早速殺人事件に遭遇。
栃木、埼玉、群馬の三県を股に掛ける事件の真相とは?
鉄道知識を駆使して難事件に挑む!
鉄太郎の4人の子どもも登場し、
父親としての表情も見せる3時間スペシャル!

恵俊彰主演の月曜名作劇場『はぐれ署長の殺人急行』シリーズ第4弾。前回に続き今回も、よる8時〜11時07分の3時間スペシャルで拡大放送する。このシリーズがドラマ初主演となる恵だが、すでに代表作ともいえるほどの貫禄と実績だ。

恵が演じる北斗鉄太郎は今回、栃木県警日光中央署の署長に着任し、殺人事件に遭遇する。しかも被害者は栃木、埼玉、群馬の三県のまさに県境で息絶えており、それぞれの県警刑事が捜査の主導権を主張して揉めることに…。その現場で、鉄太郎は旧知の刑事である埼玉県警の大和公三(勝村政信)、市毛明日香(中山忍)と再会して驚く。

被害者は東京のNPOに勤務していた胡散臭い人物だと判明。そのNPOから裏帳簿が発見され、犯罪に関わっていた疑惑が浮かぶ。NPOの代表者も事件発覚と同時に姿をくらました。事件を聞きつけた元新聞記者も情報を求め、鉄太郎に急接近。捜査が進むにつれ、殺人事件の関係者が2年前に日光で起きた未解決の3億円金塊強奪事件に関わっていたことも判明する。鉄太郎は容疑者が使った鉄道の経路を詳細に調べ、推理を進める。さらに、日光に伝わる徳川埋蔵金伝説も事件に影を落としており…。

また、今回は鉄太郎の4人の子どもが現地を訪れて、父親と交流する。エリート警察官だけではない鉄太郎の表情も描かれる。このドラマならではの鉄道情報もふんだんに盛り込まれ、また、日光の風景も魅力的だ。宇梶剛士、竜雷太、長谷川初範、山下容莉枝、松澤一之ほかがゲスト出演する。

コメント

主演・恵俊彰コメント

Q.今回の舞台・日光について
A.仕事では行ったことがあるのですが、プライベートでは行ったことがなくて。
大自然に囲まれて、新緑が美しいですね。日光の駅も佇まいが素敵でした。

Q.ゲストについて
A.今回も勝村さん、中山さんとご一緒させていただきます。この二人には全幅の信頼を置いていて、助けられてばかり。勝村さんは今回のゲストである宇梶さんとは昔から仲が良くてよく知っているそうで、あっという間にいいチームができました。
また、今回は坪倉もゲストで出演してくれています。我が家にはホンジャマカ20周年ライブを手伝ってもらって、一緒にコントをやった仲なので僕との空気感がすでにできあがっていると思います。坪倉が演じているのは鉄道オタクの記者役で、本人の飄々としたキャラクターにすごく 合っていると思いますし、今までのシリーズで鉄太郎以外に鉄道ファンがいなかったので、同じ趣味を持っている人がいるという部分も演じていて新鮮です。今後も活躍してくれそうなキャラクターになっていて非常に楽しみです!

Q.鉄太郎と子どもたちのシーンが描かれますが
A.今回は鉄太郎と4人の子どもたちが一緒に過ごすシーンがあり、父親としての一面が見えます。姉さん役の藤真利子さんも「鉄太郎の人柄がまた見えていい」とおっしゃってくださって。僕自身も気に入っているシーンです。
ひたち、ときわ、つばさ、こまち、という4人の子どもなんですが、現場は本当に大変なんです(笑)。でも一緒に撮影をしたら、すぐに仲良くなりました。僕も同じような年齢の子どもがいるので、すごさがわかるのですが、本当にみんな演技が上手で、“大人”です。彼らに助けられている部分もあるんです。
鉄太郎はスーパーエリートだったのに警察庁時代にある理由から左遷され、地方の警察署長を転々としています。左遷された理由は実は濡れ衣で、でもそれを受け入れて、警察庁という組織の中で生きていくことを選んだ。鉄太郎は腐らずに、鉄道ファンという趣味を生かして各土地で頑張っていこうとしている…と、僕はこれまで前向きな解釈をしていました。でも今回は、濡れ衣を受け入れてしまったことはよかったのか? ということを子どもたちに気づかされます。そして、そこに事件の中にある“家族の話”がクロスしていきます。今回は家族の話がとてもクローズアップされ、家族の絆を描いていく内容です。

Q.今回の見どころ
A.今回のドラマでは、今までの鉄太郎の生き方が変わる瞬間があります。家族や事件、一緒に捜査を進めていく仲間たちに、そのことに気づかされるんです。
それに、みなさんの目に見えていることの奥には隠されていることがある、という“今の世の中で起きていること”がビビットにストーリーに入っています。鉄太郎よりも立場が上の人が鉄太郎の前に立ちふさがりますが、権力に屈しないのが彼のいいところ。信じて前に進んでいく鉄太郎や大和(勝村 政信)、明日香(中山忍)たちの姿勢も見どころです。
また、事件が起き、その死体が栃木、埼玉、群馬の三つの県境にまたがる場所に遺棄されます。実際に「三県境」という場所があるんです(笑)。驚きました。三つの警察が合同で捜査をすることになるのですが、そこにまた出会いがある。それぞれの捜査員として山下容莉枝さんや松澤一之さんも出演されます。勝村さんや中山さんを含めて、そのやり取りも面白いところだと思います。