オバチャン保険調査員 赤宮楓のマル秘事件簿

2017年8月21日

あらすじ

イメージ

朝の8時頃、西多摩にある射撃場で1発の銃声が鳴り響いた。居合わせた従業員・牧本康広(エド山口)がかけつけると、足の指で引き金を引き心臓を撃ち絶命した男がいた。その男は老舗和菓子メーカー「ささ野」の6代目社長・篠野明憲(八十田勇一)。明憲の妻・忍(横山めぐみ)は「美しすぎる女将」として有名で、夫婦でも度々マスコミに取り上げられている人物だ。
警察は「ささ野」の資金繰りが悪かったことを苦にした明憲の自殺と見ていたが、忍は明憲と再婚で、前夫も自殺し3千万円の保険金を受け取った過去があったことに加え、今回は3社の保険に加入し、その受け取り総額が2億円にも上るということで、保険会社はその調査を保険調査会社「真心・リサーチ」の赤宮楓(泉ピン子)に依頼した。楓は明憲の身辺調査をする中で、彼を取り巻く環境にいくつか腑に落ちない点があることに気づく。
そんな折、真心・リサーチでは青木クリニックという病院の長期入院患者による不正保険金請求の疑いを調べていて、フリーの保険調査員のリュウ(窪塚俊介)が病院に潜入して青木宣之(大杉漣)院長たちの内偵調査に取り組んでいた。だが、明憲の保険金支払いが多額ということもあり、楓は楓の相棒調査員・丸田誠司(段田安則)とリュウに青木クリニックの調査をまかせ、新人の吉森小春(小池里奈)と共に明憲事件の真相を暴きに現場へと向かう。
第一発見者の牧本の証言で楓が気になったのは“桜の花びら”。発見現場の射撃場周辺には桜の木など無い。しかもその花びらが顔についていたのだと言う。顔に何かついていたら手で払うはずなのに、払われないままついていた花びら…。ひとひらの花びらが、明憲の散り際を悲しむように偶然迷い込んだというのか?