犯罪資料館緋色冴子シリーズ 『赤い博物館2』

2017年7月10日

解説放送あり

あらすじ

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犯罪資料館、通称“赤い博物館”に新聞記者の藤野純子(矢田亜希子)が取材にやって来た。守衛の大塚慶次郎(竜雷太)とスタッフの寺田聡(山崎裕太)が説明をしていると、館長の緋色冴子(松下由樹)が現れる。純子の服装と仕草を一瞥しただけで、自分がワーキングマザーだと言い当てる冴子の観察眼の鋭さに純子は驚く。
その数日後、都内の河川敷で渡辺亮(石黒光)という大学院生の殺害死体が発見された。捜査を担当する捜査一課の刑事とともに捜査一課長・山崎杜夫(杉本哲太)が手がかりを求めて赤い博物館を訪ねてきた。山崎は博物館が所蔵する、26年前に起こった未解決殺人事件の捜査資料を引き取りたいと冴子に要請する。
その事件が今回の殺人事件に酷似しているというのだ。死体の遺棄場所や致命傷の位置など犯人しか知りえない状況までそっくりだという。同一犯の疑いがあると山崎は指摘する。
さらに翌日、首席監察官の兵藤英輔(皆川猿時)も赤い博物館を訪ねてきた。兵藤は、今回の事件と26年前の事件が酷似ということは当時捜査した警察関係者による模倣の犯行とも考えられ、捜査一課とは別に独自で今回の事件と26年前の事件を調べて欲しいと冴子に依頼する。今回の被害者である渡辺亮の父親・周作(渡辺哲)が、ある代議士の後援会の会長であるとも話す兵藤。その代議士とは冴子の父親、緋色賢二(長谷川初範)だ。冴子は捜査を引き受けた。
赤い博物館ならではの鋭い視線で二つの事件を比較検討し、調査を進める冴子と寺田。一方、スクープ記事を狙い純子も取材に動き出していた。純子はしばしば冴子と寺田の前にも姿を見せ、捜査情報を聞き出そうとする…。