赤かぶ検事奮戦記6

2016年11月28日

解説放送あり

みどころ

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人情溢れる京都の名物検事が難事件に挑むシリーズ最新作。
法廷で倒れ病死した被告人と殺害された担当警部補。
二人の死をつなぐ23 年前の悲劇とは?
新キャストを迎えますます快調!

中村梅雀が人情に厚い京都の検事を演じる人気シリーズの最新作が登場。中村演じる柊茂は検察事務官を長年務めて検事に昇進した苦労人。赤かぶの漬物が大好物でそれが通り名にもなっている。京都地方検察庁に勤める柊だが、名古屋出身で名古屋弁を話しながら
事件の真相を追う姿が見どころのひとつだ。

今回からレギュラーメンバーがリニューアル! 柊の娘で、法廷で柊と対決する弁護士でもある葉子役には、若手注目女優の武田梨奈。初共演ながら父娘を演じる二人の法廷バトルは必見。また空手家としても輝かしいキャリアを持つ武田は、格闘シーンで切れのいいアクションを見せる。
そして、テンポ良く繰り出される名古屋弁のやり取りが微笑ましい柊の妻・春子役は宮崎美子が演じる。殺人事件の真相を追う緊迫のストーリーの中で、柊家三人のシーンはコミカルな味わいも醸し出す。

また、京都府警の行天燎子警部役に高橋かおり、白井健一警部補役には河相我聞がキャスティングされた。熱心に捜査に取り組む二人は柊には頼りになる存在だ。柊と葉子が対峙する脅迫事件の裁判中に、被告人である暴力団員・及川鉄三(波岡一喜)が倒れ、数カ月後、病院で死亡する。その後、及川を逮捕した早坂宣和警部補(小木茂光)が刺殺死体となって発見され、高額の保険金の受取人である早坂の妻・千寿(川上麻衣子)に嫌疑がかかる。千寿は、柊が名古屋地検勤務時代に親交の深かった元婦人警察官だ。千寿の犯行とは思えない柊が真犯人を推理していると、及川の死に数々の疑問が浮かぶ。
柊と葉子は真相を求めて及川の故郷である舞鶴へと向かう。二人はこの地で及川と早坂を結ぶ驚きの過去を知る。
舞鶴、宮津、天橋立と目まぐるしく舞台が移り、謎は深まるばかりだった…。

コメント

中村梅雀さん

今回からレギュラーメンバーがリニューアルされました。初共演の武田梨奈さんは、日本の女性らしい瑞々しさやしっとり感、それに実際に空手家として鍛えられた根性や集中力がありました。また、宮崎美子さんとは夫婦役では初共演だったのですが、全然違和感はなく“日本の妻”であり“お母さん”という宮崎さん特有の空気感がとても出ていて、柊家は純和風の家族になっていると思います。京都の空気にも合っているし、石原興監督の映像にも相応しいと思いました。
最初に台本を読んだとき、柊は相変わらずよく喋るなという印象でした(笑)。今回から名古屋弁の方言指導の調子が変わり、よりマイルドなセリフ回しとなって、流れよく方言が出てきます。今作では、方言に加えて、法廷で対決するシーンでもアプローチを変えました。一歩引いたところから見ているというか、今までとは違った空気感を取り入れていて、良い意味で肩の力が抜けた自然体の柊茂をご覧いただけるのではないかと思います。本作でやっと自分が柊という人間像を掴み始めたかな、という思いを抱きました。