月曜名作劇場特別企画『横山秀夫サスペンス 刑事の勲章』

2016年4月25日

解説放送あり

みどころ

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4月18日(月)と25日(月)の月曜名作劇場は特別企画として横山秀夫サスペンスを2週にわたって放送する。第2弾は『刑事の勲章』。「オール讀物」2002年2月号に初出の書籍未収録短編「刑事の勲章」に、2000年に第53回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した珠玉の名作「動機」のエピソードを加えたストーリーだ(「動機」はD県警シリーズではありません)。

二渡の元部下・上原は同僚刑事たちに邪険に扱われ……
元刑事たちが胸に抱く“勲章”とは!?

警察という組織には様々な顔がある。殺人、強盗、放火、詐欺、薬物事犯などを捜査する刑事部、市民生活の安全を担う生活安全部、テロ警戒や要人警護、災害対策や人命救助などを担当する警備部、交通関係全般を扱う交通部。そして、これらを組織として束ね陰で支える管理部門が「警務部」だ。警務部は主に警察職員の人事・福利厚生・教育などを担当し、警察職員が被疑者となった事件の捜査も行う。また、広報、情報管理なども担当する。
警察ドラマでありながら、主人公の二渡(仲村トオル)は警務部警務課の調査官。獰猛に事件を追う刑事と警察組織を支える事務方。水と油ながらそのどちらが欠けても警察組織は回らない。元刑事たちが退官した今でも胸に抱く“刑事の勲章”とは。重厚で骨太な2時間をお楽しみに。