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2023年9月16日 よる9時から放送
第1686回
「VIVANT」と全力合体!
衝撃展開モンゴル体感ツアー!
ミステリーハンター
濱田 岳
東京都出身。俳優として数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍中。TBS日曜劇場「VIVANT」に東条翔太役として出演。趣味は釣り・ゴルフ・サーフィン。特技はラグビー。
ミステリーハンターは今回で2回目。
ミステリーハンター
二階堂 ふみ
沖縄県出身。俳優として数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍中。TBS日曜劇場「VIVANT」に柚木薫役として出演。
ミステリーハンターは今回が初めて。
今回は「世界ふしぎ発見!」と大人気ドラマ「VIVANT」が全力合体!ミステリーハンターはこのドラマでサイバー犯罪対策課・東条役を務める濱田岳さん。さらにヒロイン役・薫を務める二階堂ふみさんも登場。ドラマの舞台となった架空の国・バルカの撮影地「モンゴル」で、13世紀に史上空前の巨大帝国を生み出したチンギス・ハーンを巡る旅へ!今回の取材についてミステリーハンター・濱田さんにお話を聞きました。
ミステリーハンターとして
ドラマ「VIVANT」の撮影現場へ!
一体どんなレポートに?
ドラマの撮影現場を外側からレポートする、という状況は初めてでした。また撮影現場にいる全てのスタッフの方が「世界ふしぎ発見!」の取材チームが来ると知っていたわけではないので、初めは「え?どうしてモンゴルにいるの!?」という空気も(笑)。だから最初は少し遠巻きに撮影の様子をレポートして、そこからタイミングを見計らって「世界ふしぎ発見!」チームとして突撃しました!
そしてこの時は、俳優さんにインタビューをするのはこれほど大変なことだったのか!と知りました。登場される俳優の方々とは、ドラマの撮影前など気兼ねなくお話させて頂きますが、あらためてインタビューするとなったら優しい先輩方だと知りつつもすごく緊張して…!
ミステリーハンターとして迫るのは
巨大な帝国を築いた英雄チンギス・ハーン
モンゴル帝国については小学校高学年くらいで、元寇として学びましたが、そこから先は僕自身も含めて知る機会があまりない気がします。でも実際にモンゴルでチンギス・ハーンについて探っていくと、凄まじい勢いで当時のアジアを攻め、さらにヨーロッパまで足を延ばしていった、そのとてつもない帝国の姿に驚かされました。同時に、携帯電話も衛星もない時代に「あれだけの広大な地域を治められた理由は何なのだろう?」と。
現地にはチンギス・ハーンについて色んな逸話が残されていて、能力主義だとか、自分の寝首を掻きに来たやつを腹心に置いたなど色々なお話が出てくるんですよね。人として愛されていたかどうかは断言できないけれど、巨大帝国を治めるための信頼関係や人望、もしくは合理的な仕組みがあったのか?今回はその疑問を持ちながら、チンギス・ハーンやモンゴル帝国について色々な取材や体験をしてきました!
モンゴル伝統のシャーマン文化を
ミステリーハンター・二階堂さんと一緒に体験!
訪ねたのはモンゴル国内でも指折りのシャーマンの方です。儀式では、人数が多いとシャーマンの身体に憑依した精霊がお告げに集中できないということで、最少人数でこの方のゲルの中へ。やはり僕たちには未知の部分が多くて、本当に何が起きるか分からない中で儀式は始まりました。しかもシャーマンからは事前に何度も「精霊が降りてきたらもう俺ではない。だから何が起きても責任はとれない」と言われていて…。
ですがこのシャーマン文化は古くからモンゴルに根付いているもので、チンギス・ハーンも政治の難題をシャーマンに問うていたそうです。だからもうどんな展開になろうとも、がっぷり四つで受け止めようという気持ちでした。その結果は、なかなか面白い様子が撮れている(!?)と思います!
モンゴル帝国の強さの秘密を草原で確信?
草原では、たまたま出会った観光客の方から「モンゴルで馬に乗るのが夢だった」とお聞きしたり、また馬で何十キロも旅をする体験のためにわざわざモンゴルの草原に来られる方がいると聞いたりも…。やはりモンゴルといえば馬なんだなと感じました。そして僕は今回、そのハードコアバージョンを体験レポートすることに!
今回チンギス・ハーンについて探る中で、モンゴル伝統の馬上から矢を射る「騎射」に少しでも触れられたのは、とても意義のあることでした。騎射を教えてくれたチームの技を見せて頂くと、馬同士の距離感が日本では考えられない近さ!その状態でバンバンと弓を射続けるんです。実際の戦いの場となればさらに激しく行われることが想像できました。レポートからは、当時世界から恐れられたモンゴルの騎射隊の強さの一端を感じて頂けると思います。
今回の見どころは?
今回僕がミステリーハンターとして取り組んだのは、ドラマ「VIVANT」と「世界ふしぎ発見!」とのコラボレーションの回なので、やはりこのコラボの面白さが大きな見どころのひとつだと思います。またミステリーハンターの先輩方に負けないくらい身体を張れた自信がありますので、そこは「世界ふしぎ発見!」ファンの方々に対しても決してぬるいことはしていません。楽しくご覧頂けたら嬉しいです!
こぼれ話
ミステリーハンター・濱田さんが味わった
モンゴルならではの体験をご紹介!
モンゴルの季節の味?
モンゴルを車で走っていると国道沿いに看板が出ているんです。「馬乳酒あります」と知らせる看板。そこでコーディネーターさんが確かめに行くと、看板を出していた方がお住まいのゲルに案内してくれました。そして攪拌した馬乳酒を動物の皮の袋にザッと入れてくれるんです。
仔馬は生まれる時期が決まっているので、その時期だけお母さん馬から馬乳がとれます。モンゴルの人はこの限られた時期に、搾った馬乳を発酵させて馬乳酒を作り置き、少しずつ飲んでいくそうです。僕は今回のロケで、道に看板が出される「まさに今が旬!」というタイミングでいただくことができました。
また動物の乳を乳酸菌で発酵させた馬乳酒は、実は日本とも深い縁が。お馴染みの飲料カルピスは、カルピス創業者の方がモンゴルで飲んだ発酵乳をヒントに作り上げたそうです。それを聞いて飲むと…、確かに納得。馬乳酒はアルコール度数が低いので、モンゴルでは栄養剤として子供も飲んでいるようですね。
その過酷さを、身をもって体験したのは…
撮影の最中ではなかったのですが、段々雲行きが怪しくなっていって、ゲリラ豪雨の時のような前兆が…!そして起こったのが砂嵐です。巻き込まれると前に進めない、目も開けられない、砂粒が当たるので痛い!「VIVANT」の撮影隊はゴビ砂漠にも行っているので、「こんな状況下で撮影していたのか!?」とちょっと泣けてきました。今回の「世界ふしぎ発見!」ではベストシーズンのモンゴルで歴史や文化的な部分を取材しましたが、そこにいる以上はやはり自然の偉大さも痛感。健康に役立つ馬乳酒を飲む知恵もそうですが、常に自然に寄り添って生きているモンゴルの文化を感じました。
オフショット