日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2023年2月4日 よる9時から放送

第1662回

海・山・氷・風 パタゴニア超絶景スペシャル
世界の最果てふしぎ発見!

ミステリーハンター

眞嶋 優(ましま ゆう)

1997年8月30日生まれ。群馬県出身。女優として数々のドラマや映画に出演。また3歳から始めた特技のサッカーでは、JFA公認C級コーチ&4級審判員資格取得、フリースタイルフットボール公認アンバサダー。ミステリーハンターは今回で2回目。

今回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、南米大陸最南端に位置するパタゴニア。今からおよそ10万年前にアフリカで誕生した人類が新天地を求め移動を始めたグレートジャーニーの最果ての地と言われています。世界中の旅人が憧れる壮大なスケールの大自然と多様な生きものたち、そして人類の太古の記憶。そんなふしぎに溢れた大地の今を探るためアルゼンチンを訪れたミステリーハンターの眞嶋優さんにお話を伺いました。

ワールドカップ36年ぶりの優勝!
首都ブエノスアイレスの今とは?

アルゼンチンへの取材は、ワールドカップ開催前に決まっていたのですが、結果アルゼンチンが36年ぶりの優勝。その記憶が新しいタイミングで取材に行くことができたというのは、サッカーを愛する者としてとても嬉しかったですし、一生の思い出になりました。現地のみなさんは、勝利の余韻を満喫していましたよ(笑)。街では、今もワールドカップが開催しているの?と思うほど代表ユニホームを着た方がたくさんいるんです。そして街中の建物の至るとこに代表選手の写真や壁画。最近描かれたものも多く、メッシ選手だらけ(笑)。サッカー大国のサッカー愛とワールドカップ優勝の熱気を肌で感じました。

アルゼンチンに悲願の優勝をもたらした
サッカー界のスーパースター
アルゼンチンの英雄メッシ選手

天才的なプレーもやんちゃぶりも愛された
アルゼンチン永遠のアイドル、マラドーナ

風の大地パタゴニアへ!
太古の人たちの足跡を辿り
アルゼンチンを縦断

大都市ブエノスアイレスからパタゴニアへ向かってからは景色も気候もガラリとかわりました。毎日5時間くらい車での移動時間があったのですが、まるでロードムービーの世界でした。高い木もほとんどない平原の一本道をずっと走っていくんです。そしてやはりどこへ行っても風は強かったです。車に乗っていると、高い木も植物もほとんどないのでわからないのですが、車のドアを開けたとたんにバーンとドアが持っていかれてしまうくらいでした。追い風で50メートル走をしたら2秒くらい記録を更新できたかもしれません(笑)。

牧羊のさかんなパタゴニア
今パタゴニアの羊毛が世界から注目!

延々と続く荒野、やむことのない強風…穏やかとは言えない環境なのですが、パタゴニアで出会った動物たちは、のびのびとした雰囲気を感じました。飼育されている羊、野生の生きものもそうでしたね。ある生きものと泳ぐためにシュノーケリングをしたのですが、とっても可愛かったです!ですが現地に着いて海岸に数百もの群れをなすその動物を見た時にはちょっと唖然としてしまいました。ここに人間が入っても大丈夫なのか?と。でも実際に海に入り、愛嬌のある顔で悠々と泳ぐ姿を見ていたら緊張も解けて、ワクワクしてきました。そして数頭が私に寄ってきて遊んでくれましたよ!

また太古の人たちが暮らしていた遺跡も印象的でした。そこだけ風もなく、眺めもよくて、砂漠のオアシスのような感じなのです。広大な荒野を見ると、つい何もないと表現してしまいますが、その遺跡は何万年もの間、人が暮らしていくために必要なものはすべてあったということを教えてくれました。

氷河トレッキング

そして氷河の取材では、その美しさと迫力を体感できました。想像を超える大きさ、まるでソーダ味のアイスのような鮮やかなブルー。写真や映像では何度も見ていても、実際に目の前にある氷河は私に初めて見る感動を与えてくれました。またこの取材では、自然を相手に撮影をする大変さも経験しました。巨大な氷河の一部で起こるダイナミックな瞬間を逃さないように、スタッフの方たちとひたすら待ち続けました。おしゃべりはNG。まるで街の雑踏の中で好きな人を見つけるみたいな感じでしょうか(笑)。来るかな、来るかなと、きょろきょろドキドキしながら。そして粘りに粘ってついに訪れた瞬間、是非お楽しみください!

こぼれ話

ブエノスアイレスおすすめスポット情報、眞嶋優さんに教えて頂いたサッカーファンとの交流エピソードをお楽しみください!

大都市ブエノスアイレスで
自然を満喫!

ブエノスアイレスの中心部にあるエコ・パークは、地下鉄の駅がすぐそばにありアクセスも抜群、都会の風景と自然を同時に楽しめるスポットです。緑豊かなパーク内にはさまざまな動物がいて、楽しい憩いの場としてブエノスアイレスの人たちに親しまれています。アルゼンチンでは動物愛護の観点から動物園が廃止されたため、元々動物園だったこの場所で動物を放し飼いに。現在は人々が貴重な生きものについて学べる場ともなっています。
●エコ・パーク(Eco Park)
住所:Avenida Gral. Las Heras Ciudad Autónoma de Buenos Aires, Argentina

パタゴニアに生息するマーラ

マラドーナの聖地で出会った
アルゼンチンサッカーの生き証人

ブエノスアイレスでは、たくさんのサッカーファンと交流できてとても楽しかったです。現地での衣装が、ソックスもはいた日本代表ユニホームのフル装備だったので、一緒に写真をと声をかけて頂くことがたくさんありました。リフティングの撮影をしていたこともあり、もしかしたら私をサッカー選手だと思われたのかもしれません(笑)。

そんななか特に印象的だったのは、マラドーナさんがデビューしたスタジアムを取材した時にお会いしたおじいさんです。たまたま近くにいらしたのでお話をしていたら、かつてマラドーナさんがこのスタジアムでプレイしていたのを見たことがあるというのです!そして36年前にマラドーナさんが導いた優勝、昨年のメッシ選手の活躍で実現した優勝、どちらも見ることができて幸せだとおっしゃっていました。アルゼンチンの方たちにとって、サッカーは本当に生活の一部なのですね。

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