日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2022年11月26日 よる9時から放送

第1655回

ツタンカーメン発掘100周年
秘宝が語る生と死の謎

ミステリーハンター

中山 卓也(なかやま たくや)

1988年12月13日生まれ、福井県出身。俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍。趣味は登山、トレイルラン、野球観戦。2021年7月に世界遺産検定最高位「世界遺産検定マイスター」の資格を取得、空き時間を見つけては世界遺産巡りへ。
ミステリーハンターは今回で21回目。

ツタンカーメンの王墓が、イギリス人考古学者のハワード・カーターによって発見されたのは1922年11月26日。王墓には黄金のマスクをはじめ5000点にのぼる豪華な副葬品が手つかずの状態で残されていました。当時から100年…、その修復や最新科学による調査分析が進む中で見えてきた、ツタンカーメンの出生と死の真実とは?ミステリーハンター・中山卓也さんがレポートします!

ツタンカーメンの王墓発掘100周年
古代エジプトの魅力を全力レポート!

古代エジプトといえば「世界ふしぎ発見!」が放送1回目から謎を追いかけてきた王国。取材に行く前は、ずっと話に聞いてきた古代エジプトの遺跡を目の当りにしたら、自分は一体どう感じるのかな?と考えていました。本当にワクワクしながら向かったエジプトで、ついに見ることができたギザの三大ピラミッドや、世界遺産の町ルクソールなど、その遺跡の数々は僕の期待を大きく越えてきました!

今回の番組では、王墓発見から100年が経つツタンカーメンの謎を追っていきます。事前に色々調べる中で「どんな人物なのか」という「?」が、僕の中で膨れ上がっていきました。

カイロの考古学博物館に
展示されている黄金のマスク

実際に足を踏み入れた王墓では、ツタンカーメンのミイラを守る部屋や石棺、また壁画の美しさに本当に圧倒されてしまって…!その様子からファラオを支えた人々をはじめ、様々な人の思いを感じた気がしました。そしてついにミイラを見た時、予想していなかった体験が…。本当にいたんだというか、絶対に会うことはできないけれど、でもほんの少しだけ、3000年もの時を越えて出会えた感じがこみ上げてきたんです。今回のような感覚は今までなかったことでした。僕の人生の中でも一番の体験だったなと思っています。

ツタンカーメンの出生と死の真実?
最新科学による調査分析から驚きの発見!

僕も知りませんでしたが、ツタンカーメンの副葬品の調査分析には最新の科学が使われていて、驚きの発見につながっているんです。ツタンカーメンの棺に納められていた短剣を最新科学で探っていくと、強い影響力を持つ謎の王国の存在が…。また短剣に施されていた装飾には、3000年後の僕たちも騙される、レベルの高い技術が隠されていたことも分かるんです。最新科学にも、古代エジプトの技術のすごさにも恐れ入りました!

また取材をしながらツタンカーメンの人となりが頭の中でどんどん構築されていきましたし、科学の進歩と共に調査分析がさらに進めば、よりその人物像に迫っていける、そんな楽しみを感じました。

今回の見どころは?

やっぱり古代のロマンをすごく感じられるところだと思います。ツタンカーメンの王墓はどのように発見されたのか、というところから、副葬品である短剣の謎を追って向かったトルコでは、彼と同時代の世界の動きも分かってきて、古代エジプトの世界がどんどん広がっていくんです。

トルコではアナトリアで37年間
発掘調査を続ける松村公仁先生に
古代のガラス製品について取材

歴史好きからすると、古代エジプトはトップオブトップの存在で、やはりひきつけられる何かがありますね!僕も本当に心を持っていかれました!

こぼれ話

ミステリーハンター・中山卓也さんが今一番楽しみにしているのは…

オープンがもう待ちきれないスポット?

2年前からオープンがずっと延期されている「大エジプト博物館」です。ツタンカーメンの副葬品をはじめ、エジプト考古学博物館では展示しきれない収蔵品も公開されるそうです。ほとんどの展示品は既に運ばれていて、あとはツタンカーメンの黄金のマスクなどが移されたら全て完了なのだとか。

黄金のマスクが現在展示されている
カイロのエジプト考古学博物館

今回、黄金のマスクを見た時は本当に感動しましたし、味のある現在の博物館で古代エジプトの遺物を鑑賞するのも悪くないけれど、でもこの次は…。

「大エジプト博物館」がなかなかオープンしない理由は僕には分かりませんが、その建物はギザのピラミッド近くから見えるんですよ。ピラミッドを表しているような面白い外観を眺めながら、「早くオープンして欲しい!早く行きたい!」と心から思いました。

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