バックナンバー
2020年10月17日 よる9時から放送
第1571回
埼玉は日本のフィンランド!?
今こそ見たい暮らしを楽しむ北欧スタイル
ミステリーハンター
ノーラ・ シロラ
1994年4月13日生まれ。フィンランド出身。2015年に来日、現在はフィンランド大使館商務部勤務。趣味はハイキングやランニング、料理、お菓子作り。特技はフィンランドのシナモンロール作り。ミステリーハンターは今回が初めて。
オーロラやサウナ、森と湖の国で知られる北欧・フィンランド。実は今、日本のある場所がフィンランドとそっくりに!?カギを握るのはフィンランド生まれの物語「ムーミン」? まずはミステリーハンターを務めたノーラ・シロラさんに、取材のお話を聞きました!
そこはまるでフィンランド!?
ノーラさんが向かった場所は?
埼玉県の飯能で「ムーミンバレーパーク」などを取材しました。フィンランドにもムーミンの物語を追体験できるテーマパークがあって小さい頃に行きましたが、埼玉の「ムーミンバレーパーク」はすごいですね。本当に細かいところまでフィンランド!嬉しくなるしかないくらいでした(笑)。
ムーミン一家が暮らす「ムーミン屋敷」では、ムーミンパパとムーミンママの寝室にあるベッドカバーや小物を見て、「私のおばあさんの家に似た物が!」とビックリしたことも。パークではフィンランドでの日常を思い出すことが、何回もありました。
フィンランドの人たちにとってムーミンとは?
とてもかわいくて子供にも人気のキャラクターですが、でもそれだけではないんです。私の両親は、テレビの子供番組を一緒に見ることはあまりなかったけれど、ムーミンは別でした。楽しい物語の中に、生きる上で大事な知恵を教えてくれたり、日常の小さなことを楽しんでいるむムーミンたちの姿が描かれたりしているからだと思います。誰にとってもやさしくて、私の人生にも当たり前にムーミンがいました。
フィンランド人が一度は訪れたい
憧れの場所を特別に取材!
ムーミンの作者トーベ・ヤンソンが30年もの間、毎年夏を過ごした、フィンランドの小さな孤島をご紹介します。普段、特別な期間限定のときにしか一般の人は入れないのですが、特別に取材の許可が下りました!友人のカトリーナが、この島をリモート取材してくれます。彼女も初めて訪れて、とても貴重な機会になったそうです。ムーミンのお話が作られたところですし、トーベがそこでどんな暮らしをしていたのかなど、色々想像が膨らむレポートだと思います!
さらにトーベ・ヤンソンと深い繋がりのある
もうひとつのムーミン谷へ?
そこはトーベ・ヤンソンのアドバイスをもとに作られた公園なのですが、この取材で私はとても感動しました。トーベが公園の担当者の方とやり取りをした手紙が保管されていたんです。私はトーベの直筆サインやイラストを見たことはありますが、手紙を見たのは初めてでした。
手紙からはトーベがどんな人物だったのか、またやり取りの温かい雰囲気も伝わってきます。公園の担当者の方からもお話が聞けて、フィンランド人として深く感じることがたくさんありました!
見どころは?
私は、フィンランドも日本の人も自然を大切にするところや、シャイな性格、約束は必ず守るなど感覚が似ている部分も多いと思っていました。でも日本にこれほどフィンランドが注目されている場所があって、深い繋がりを見つけられたことに、あらためて驚きました。
特に今は新型コロナウイルスの影響で、家で過ごす時間が長くなったのも、フィンランドが注目されるきっかけになっているかもしれません。このレポートでは、日常の中の小さな幸せを大切にするフィンランドの様子もご紹介するので、ぜひ見て頂きたいです。
また最近は食器をはじめ、私も大好きなフィンランドのブランドの製品が、日本でも色々手に入るようになって、レポートの中にも登場します。番組を見ながら、気に入るアイテムを探すのも楽しいと思います。でも、ちょっと危ないかもしれないですね…、お財布には(笑)。
こぼれ話
大使館でフィンランドに行った気分を味わえる!
番組でもご紹介したフィンランド大使館敷地内にオープンしたばかりのメッツァ・パビリオン。同パビリオンにて「A Happy Day in Finland」が開催されます。11月21日(土)と22日(日)は応募の上、一般の方も来館することができます。
応募方法は、フィンランド大使館公式Twitter、Instagram、フィンランド政府観光局Facebookまで。なお、入場券は抽選になり、当選者には後日お知らせが届きます。
オフショット