日立 世界ふしぎ発見!

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2019年11月30日 よる9時から放送

第1535回

歴史と文化を生んだ川・ガロンヌ
世界遺産を巡る旅

ミステリーハンター

工藤 綾乃(くどう あやの)

1996年5月28日生まれ、宮崎県出身。趣味はジャズダンス、モダンバレエ。女優としてドラマ、映画で活躍中。ミステリーハンターは今回が初めて。

ピレネー山脈を水源とし、フランス南西部を流れるガロンヌ川。その川沿いは、知られざる世界遺産の宝庫!美しい景観は、フランスが歩んできた歴史の産物だといいます。今回、ガロンヌ川に注目して旅に出るのはミステリーハンター初挑戦の工藤綾乃さん。一体どんなレポートに…?

まずはガロンヌ川の源流・ピレネー山脈へ
そこで待っていたのは…?

ピレネー山脈の中でも、絶景が広がる世界遺産の山に登りました!しかもその山頂はフランスとスペインにまたがる国境になっているんです。初めはどんな道のりか想像がつきませんでしたが、観光局の方からは「ハイキングだからそんなに辛くないよ」とお聞きしました。ただ装備はきちんとした方が良いとのアドバイスも…?そしていざ山へ入ると、見えてきたのは、切り立った岩や万年雪!国境への行程はもう全然、ハイキングではなくて(笑)。でも、標高2800mの絶景は、ぜひ見て頂きたいです!

荒々しい山肌には、ピレネー山脈の
成り立ちを表すダイナミックな地層が!

「達成感と絶景、日本では出来ない国境を
またぐ不思議さを感じました!」(工藤さん)

国境の山は、珍しい特徴を持つ世界遺産?

世界遺産の中でも複合遺産といって、文化遺産と自然遺産を兼ね備えた山です。人類最古の職業とも言われる仕事が、今もほとんど姿を変えずに残されている様子を取材しました。物語の中では聞いたことのある職業でしたが、こんな大自然の中で、動物と戯れて楽しそうな仕事を見たのは初めてです。

お仕事を取材させて下さった男性は、スペインの都市部出身で、田舎の生活に憧れて山に移住されたそうです。私にはそれがすごく新鮮でした。だから「小さい頃から東京へ来たかった私はその気持ちがあまり分からなくて」と話すと、その男性がめちゃくちゃ笑ったんです。そこで「私が居たのはかなり田舎の方で」とさらに説明すると、「えー!いいじゃない!都会生まれは田舎に憧れるんだよ」と仰るので、今度は私が「えー!!」って(笑)。でも実は私もコンクリートだらけの環境に疲れると、やっぱり自然に癒されるし、この時も壮大な景色に懐かしさを感じて、ちょっとホームシックに(笑)。

ガロンヌ川沿いを下り辿り着いたのは ワインの聖地・ボルドー!すっかりワイン通に?

元々、お酒は大好きです(笑)。ただワインは少し高いので別のお酒を飲む方が多かったんです。そんな私がボルドーで飲ませて頂いたワインは、あまりに美味しくて!その美味しさも、ワイン作りのことも、本当に何も知らなかったと何度も思いました。

ボルドーならではのお祭りにビックリ!

ボルドーワインは世界的に有名で、取材でその作り手である農家の方々とお会いできたのは、とても貴重な体験でした。みなさんフレンドリーで、何より「ボルドーワインのことをもっと知って欲しい!」という思いが伝わってくるんです。「日本のテレビ番組でボルドーワインが特集されるのは本当に嬉しいよ!」と、一から丁寧にワインについて教えてくれました。早朝の畑で白ワインの原料ソーヴィニョン・ブランを摘む作業や、ワインの生産地として初めて世界遺産になった町で、今力が注がれている新たなワイン作りの製法も取材しました。

取材を通して、ワインがどう作られ、どんな大変さがあって、様々な人たちが試行錯誤をされているのを知ったからか、日本に帰ってからお店でワインが並んでいるのを見ると「ありがとう!」と思うようになりました。ワインを頂く時も、生産者の方々が愛情を込めて作られていたことを思い出すと、さらに気持ちよくというか(笑)、味わいがまた変わる気がします。

見どころは?

ガロンヌ川に注目することで、「川があって、人がいて、歴史があって…」と世界遺産の背景が見えてくるのが面白いと思います。ボルドーワインが世界的に有名になるルーツを知ることも出来ました。それらを知った上でワインを飲むのは、とても素敵なことに思えます。何より私自身がワイン初心者なので、ワインに馴染みがない方や若い世代はもちろん、よく御存じの方も共感できる部分がたくさん見つかると思います!

こちらはガロンヌ川の主要な町
トゥールーズにある世界遺産の運河

こぼれ話

取材スタッフによる旅のプラス情報!

2016年にオープン
ワイン博物館「Cite du Vin(シテ・デュ・ヴァン)」

ワインの聖地・ボルドーならではの博物館です。10階建ての建物のユニークな外観は、デキャンタがイメージされています。また展示中心ではなく、巨大スクリーンで見られるブドウ園の世界ツアーのほか、ワインの香りの表現に使われるものの匂いを嗅いだり、自分でスイッチを操作してワイン生産者の説明を聞いたりと、最新技術を用いた体験型の博物館になっています。正解&トップ賞のワイン塩も、この博物館のおみやげ屋さんで購入できます。
住所 150, 134 Quai de Bacalan, 33300 Bordeaux, France

世界のワインについて楽しみながら学べます
入場するとグラスワイン一杯のサービスも

ピレネー山脈の麓「BALNEA (バルネア)温泉」

国境への登山の後に、旅の疲れをゆっくり癒せた温泉(スパ)でした。日本でいうとスーパー銭湯のような施設で、様々なお風呂、露天風呂やサウナ、マッサージやカフェ、レストランもあります。中には灯篭や太鼓橋などが置かれた、日本のお風呂をモチーフにしたエリアもありました。絶景が眺められる気持ちのいい温泉です。
住所 Génos - 65510 Loudenvielle, France

もちろん水着着用です

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