日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2019年11月9日 よる9時から放送

第1533回

ピラミッドも顔負け!?
驚異のニッポン古墳

ミステリーハンター

ハリー 杉山(はりーすぎやま)

1985年1月20日生まれ、東京都出身。父はイギリス人、母は日本人。タレントとしてテレビ、ラジオ等で活躍中。英語、中国語、フランス語含め四ヶ国語に触れる。ランニング、サッカー、ラグビー、野球をこよなく愛し、年間200本以上の映画を見る映画好き。ミステリーハンターは今回で2回目。

3世紀後半〜7世紀頃に栄えた古墳時代に作られたお墓、古墳。今も日本各地に鍵穴の形をした前方後円墳などが残されています。今回、古墳から、古代日本文明の世界に迫るのはミステリーハンター・ハリー杉山さん。一体どんな取材に?

今回のテーマは「古墳」

ミステリーハンターとして取材に参加する前に「そもそも古墳て、どんな場所なんだろう?」と考えてみました。僕の父はイギリス人で、実家がグラストンベリーと言う町にあります。その実家の後ろにはアーサー王伝説のアーサー王とグネヴィア女王が葬られてると言う説のある丘になっています。だから古墳のような丘を見ると、パワースポットではあると思うけれど…、でも具体的なイメージというのは全くありませんでした。

日本最大の古墳を上空からレポート
高所恐怖症を忘れる興奮と同時に謎を発見!

そしていざ取材が始まると、古墳の上で子供たちが遊んでいる光景に、まず驚いて…!今は普通の丘に見えていても、人のお墓じゃないですか!?でも取材が進むにつれ、様々な古墳を見れば見るほど、日本人にとってどれほど古墳が親しみと温もりにあふれているのか、古墳の意外な様子と共にその深い世界が広がっていきました!

石室が公開されている貴重な古墳へ
待っていたのは驚きの光景!

レポートにはあの人気ミュージシャンが登場?

日本史をテーマにした曲を歌うレキシさんです!日本の歴史をこよなく愛し、「古墳の上でライブをやりたい」というくらい古墳が好きな方。そんなレキシさんのおかげで、僕はもちろん番組をご覧になるみなさんもきっと一気に、古墳を身近に感じられると思います。ロケの時も終始笑いが止まらず、“埴輪ごっこ”で童心に帰ることが出来ました(笑)。楽しみながら「こんなハニワが!?」という発見がたくさんありました!

死者の副葬品として古墳には欠かせない埴輪

特に印象に残った古墳は?

熊本県にあるチブサン古墳です。古墳内部の遺体が置かれた石室や石棺に、線や色で装飾が施されている「装飾古墳」について取材しました。装飾古墳というものを初めて知りましたし、チブサン古墳は6世紀の前方後円墳ですが、「その時代にこの色使い!?」という予想外の色彩に驚かされました!しかも壁画に描かれている絵が、僕の目にはウルトラマンタロウと星々に見えて!?「これは宇宙に向けて何かしらのメッセージを?」など、何かしら想像せずにいられない場所でした。

再現されたチブサン古墳の石室

見どころは?

古墳は地元にあるちょっとした丘ではなく、古墳のサイズや形、さらに内部の石室の様子によって、その地域の歴史をはじめ、様々なことが瞬時に紐解けるのが魅力です。巨大な古墳はどうして、どうやって作られたのかという謎もありますね。また本当にたくさんの古墳が残されているので「あそこの古墳に負けたくない!」とか「自分たちの力を示そう」など、当時の人たちの気持ちが想像出来る面白さもあると思います!

兵庫県最大の古墳にハリーさんも大コーフン!?

取材を通してハリーさんが特に感じたことは?

古代エジプトのピラミッドは、偉大な王と平民の格差を感じます。そしてピラミッドは街中にはない。遠い存在なのです。しかし古墳は大阪の街にコンビニのような数で存在し、小さな公園のような古墳もあれば、大仙古墳のような巨大な古墳もあります。どこへ行こうと古墳と出会える。1600年の時を超えて人々に自然に寄り添い、どんな時代にも日本人と共に生きてきた、家族であり守り神的な存在だと、僕はロケを通して感じることが出来ました!

前方後円墳の謎を追って日本各地へ
考古学者の松木博士と

こぼれ話

番組で訪れた古墳

□宮崎県西都原(さいとばる)古墳群
所在地 宮崎県西都市大字三宅
見学 一年中見学可能

□吉見百穴(見学可能)
切り立った崖に穴を掘り作られたお墓。
所在地 埼玉県比企郡吉見町大字北吉見324
営業時間 8:30~17:00、年中無休
入園料 中学生以上300円、小学生200円、小学生未満は無料

□大仙古墳(参拝可能)
別名、仁徳天皇陵古墳。世界遺産に登録された日本最大の前方後円墳。
所在地 大阪府堺市堺区大仙町

□赤面山古墳
所在地 大阪府藤井寺市2丁目8
見学 一年中見学可能(立ち入りは禁止)

□葉佐池古墳(見学可能)
6世紀に作られた石室が公開されている。
所在地 愛媛県松山市北梅本町
見学 年末年始を除く土、日、祝日
開園時間 9:00~17:00(11月〜2月は16:30まで)
※平日の見学は松山市教育委員会事務局 文化財課まで事前申し込み
副葬品などが展示された「松山市考古館」(松山市南斎院町乙67-6)もあり

□五色塚古墳(見学可能)
古墳に登ることもできる、兵庫県最大の前方後円墳。
所在地 兵庫県神戸市垂水区五色山4丁目-1
見学 9:00~17:00、無休※12月〜3月までは月曜休み、祝日の場合は翌日休み

□楯築遺跡(見学可能)
巨石が立ち並ぶ弥生時代最大のお墓。
所在地 岡山県倉敷市日畑・庄新町

□今城塚古墳(見学可能)
死者の副葬品として置かれていた様々な埴輪のレプリカを展示。※一部、立ち入り禁止のエリアあり
所在地 大阪府高槻市群家新町48-8

□チブサン古墳(見学可能※要予約)
石棺が装飾されている装飾古墳
所在地 熊本県山鹿市字西福寺
見学 予約の上、10:00と14:00に内部の見学が可能
「熊本県立装飾古墳館(熊本県山鹿市鹿央町岩原3085番地)」では、装飾古墳の精密なレプリカを見ることが出来る。

□王塚古墳(期日限定で見学可能)
装飾古墳の中で最も多くの色が使われた古墳
所在地 福岡県嘉穂郡桂川町
見学 壁画保存のため期日限定公開※詳細は「王塚装飾古墳館(福岡県嘉穂郡桂川町寿命376番地)」のサイト等で確認を。同古墳館には王塚古墳の石室が再現され、貴重な石室に入ることができる。

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