日立 世界ふしぎ発見!

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2019年2月2日 よる9時から放送

第1502回

観光業成長率アジアNO.1
ジモティが推す究極のベトナム旅

ミステリーハンター

今藤 ひな(こんどう ひな)

1989年12月26日生まれ。愛知県出身。モデルとして幅広く活躍中。趣味は、ポールダンス、競馬、読書。特技は、水泳、アロマテラピー1級。現在は気象予報士の資格取得のため勉強中。ミステリーハンターは今回が初めて。

近年日本を訪れる留学生や観光客の数が上昇し続け、交流が深まっている国ベトナム。そんなベトナムで、現地の人たちに人気のスポットをレポートしてきたミステリーハンター初挑戦の今藤ひなさんにお話を伺いました。

パワフルでエネルギッシュ!
ベトナムの人たちが大好きな場所

ベトナムは、日本で人気の観光地ですから行ったことのある方も多いと思います。でも今回のテーマは、ベトナムの方たちに人気があるスポット。街頭インタビューで現地の方にお話を伺いましたが、外国からの観光客の人たちが好む場所とベトナムの人たちに好まれるスポットはちょっと違いました。一体どんなところが違うのか、私自身ワクワクしながら取材に臨みました。

子どもからお年寄りまでみんなで楽しめる場所として
愛されているスイティエン公園

ホーチミンの街のみなさんが、自信を持ってオススメしてくださった場所のひとつが、スイティエン公園です。テーマパークということなので、ファンタジックな所を想像していたのですが、目にする全てのものにガツーンとインパクトがある公園でした(笑)。この公園ですでに、確かに私が今までイメージしていたベトナムとは違うと感じました。独特のユーモアというのでしょうか、人間臭さとかエネルギッシュさを感じるものが多く、それは驚きと共に発見でした。この公園では、みなさんが篤く信仰している仏教もテーマのひとつで、園内にお寺もあるのです。そのお寺で熱心にお参りしている方もいるのに、地球にお釈迦様が乗っている大きなオブジェがあったりするのです!不謹慎だと怒る人はいないのかと心配になってしましましたが、みなさん楽しんでいましたし、自信を持ってオススメ、自慢のスポットなのです。ベトナムの方たちの柔軟さ、懐の深さも感じました。

ベトナム南部に広がるメコンデルタ
メコン川支流で開催されるボートレースへ

またベトナムの方たちのハートの熱さを垣間見たのが、ボートレースの取材です。そのレースは、年1回行われ100年以上の歴史があるそうです。村対抗で競い合うのですが、それぞれの村のお寺が主体となって行われているところが印象的でした。誰に伺っても「お寺のために勝ちたい」とおっしゃるのです。何でお寺のためなのですか、と聞いても「お寺のためだから」と(笑)。この日のためにみなさん1年間アスリートのようなハードな練習をしているんですよ。みなさんにとって信仰やお寺は本当に心の拠り所になっているのですね。

家族総出で応援に駆け付けレースは大熱狂
「レースに臨む選手の方たちはもちろん
必死に応援をしているご家族の姿にも心打たれました」(今藤さん)

ベトナムの人たちに大人気の絶景スポットへ

2014年に世界遺産に登録されたチャンアン渓谷
陸のハロン湾と呼ばれる景勝地

今回の取材では、車で13時間というようなこれまで経験したことのない移動が多かったのですが、これまで見たことのない絶景を見ることができました。チャンアン渓谷は、本当に素晴らしかったです。渓谷を流れる川でボートクルージングをしたのですが、見渡す限り建物も道路もない、岩山と森林の景色の中にいることはとても気持ちよかったです。太古の昔にタイムスリップしたような気分になれました。またチャンアン渓谷には世界最大級の河川洞窟があり、そこもボートで楽しむことができるのです。洞窟を歩いて探索するのは、かなり大変だと思いますが、ここではボートに乗っていればOK。地底世界を満喫できました。

チャンアン渓谷では珍しい動物と遭遇できることも!
野生では250頭しかいないという希少動物とは?

またSNS映えする写真が撮れるということで人気のスポットの取材では、さまざまな少数民族の方と触れ合うことができました。みなさん山岳地帯で暮らしているのですが、それぞれの伝統文化を持ち大切に継承しています。異なるのは民族衣装だけなでなく、言葉も違いますし、住んでいる地域の標高差などから作っている作物まで違うというのが驚きでした。

毎週日曜に開かれる「民族マーケット」には
山岳地帯のさまざまな民族の人たちが集まる
「若い人たちにとってはこのマーケットが
出会いの場にもなっているそうですよ」(今藤さん)

そしてある日本人の方が村おこしに貢献しているというロロ族の人たちが暮らす村へ行って来ました。ロロ族の民族衣装はとても華やかで美しいのですが、みなさん結婚するまでに自分で衣装を縫うと聞いて驚きました。服だけでなく帽子などにも細かな刺繍が施されていて私にはとても無理(笑)。でもお母さんから受け継ぐ手仕事があるということが素敵だなと思います。お母さんだけでなく、おばあちゃんやお姉さんなど女同士、教えたり教えられたり…。そういった時間を含めて、みなさんの伝統衣装がとても大切なものになっているのだと思いました。

民族衣装をまとったロロ族の女性たち
「中学生くらいの年頃から衣装を作成するそうです」(今藤さん)

こぼれ話

今藤ひなさんのベトナム体験をご紹介します。

撮影中の元気を保ってくれた美味

初めてのミステリーハンターというだけなく、レポートも初めてだった私は、撮影が始まってからは日々反省(笑)。反省しているうちに次の撮影という感じでした。それでも体調を崩すことなく元気に乗り切れたのは、ベトナムの料理がとても美味しかったことが一因かもしれませんね。何を頂いても美味しかったですが、私のイチオシはバインミーというサンドウィッチです。やわらかいフランスパンに野菜とお肉などを挟んだもので、毎日食べたいと思うほど気に入ってしまいました。ベトナムの各地を取材させて頂き、どこで食べたものも味が美味しいというだけでなく、野菜がたっぷりで東京にいる時よりヘルシーな食生活でした。

ボートレースの取材で訪れたニューザー村のお寺
「ベトナム南部の麺、フーティウも麺ではイチオシです」(今藤さん)

またチャンアン渓谷のボートクルーズで、船頭のお母さんに頂いたフルーツも思い出の味になりました。渓谷ボートクルーズの船頭さんはほとんど女性なのです。みなさん上手に船を操り、お客さんにとっても優しかったですね。私たち撮影クルーにはフルーツを剥いて振舞ってくださいました。実は取材前に私が一番行ってみたい国はベトナムでした。そして今回の取材では、これまでイメージになかったベトナムのさまざまな魅力を発見できました。憧れの国が、大好きな国になりました。

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