日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

バックナンバー

2019年1月19日 よる9時から放送

第1500回

1500回25分拡大SP
歩くマツボックリってなに? 未来へつなぐ新ノアの箱舟計画

世界各国を巡りレポートしてきた
ミステリーハンターたちがスタジオに集合!

33年に渡り放送を重ねてきた「世界ふしぎ発見!」は、次回で1500回を迎えます!この節目を記念して、1月19日の放送は時間を拡大した1500回記念スペシャル。取材VTRだけでなく、番組の33年を振り返る懐かしい映像もお届けします。

「世界ふしぎ発見!」は100歳までやりたいという黒柳徹子さん
旺盛な好奇心は少しも衰えていません!

そしてスタジオには解答者だけでなく、ミステリーハンターたちが大集合!世界を駆け巡ってきたみなさんならではの秘話を公開!

MC卓に岡田圭右さんが!?

どんな過酷な状況でも明るく逞しくレポートをしてくれたミステリーハンターのみなさん
今だから言えるぶっちゃけトークも炸裂!?

ミステリーハンター

VANRI (ばんり)

1992年1月21日生まれ、大阪府出身。2013準ミス・ワールド日本代表。女優、タレントとして活躍。大の鳥好き。ミステリーハンターは今回で5回目。

【ノルウェー篇】
地球の未来に希望をもたらす 新ノアの箱舟とは?

そして1500回記念スペシャルのテーマは「新ノアの箱舟」。快適で便利な世の中になっていく一方で、なかなか改善できない自然環境の悪化…。しかし世界には、地球の未来のために日々地道な活動を続けている人たちがいます。ミステリーハンターたちは、そんな現代のノアたちが活躍する現場へ!

空港に降り立つと巨大なシロクマのはく製が!

ミステリーハンター・VANRIさんが向かったのは、北極圏ノルウェー領のスヴァールバル諸島。訪ねたのはある島にある現代版・ノアの箱舟と呼ばれる施設です。人類の存亡を左右する驚くべきプロジェクトをレポートします!

凍てつく大地、一面の銀世界
極北の地に一体どんなノアの箱舟が?

ミステリーハンター

傳谷 英里香(でんや えりか)

1995年11月2日生まれ、千葉県出身。2012年アイドルユニット「ベイビーレイズJAPAN」のリーダーとしてメジャーデビューし、多彩な活動で多くの人から支持を受けた。2018年に惜しまれつつグループ活動に幕を下ろした後は、さらに活動の場を広げ活躍中。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞。特技はバスケットボール、スキューバダイビング。ミステリーハンターは今回が初めて。

【シンガポール篇】

ミステリーハンター初挑戦の傳谷英里香さんが向かったのは、シンガポール。近代的な超高層ビルが建ち並ぶ大都市に、どんなノアの箱舟があるのでしょうか?傳谷英里香さんにお話を伺いました。

シンガポールで世界から注目されているノアの箱舟は
子どもにも大人にも大人気のレジャー施設!?

地球の未来ための活動を行っている場所というと、私たちの日常生活の中ではあまりご縁のない所なのじゃないかと思いますよね。ですが私が取材したのは、シンガポールでも最も人気のあるスポットのひとつ。地元の方たちだけでなく、海外からの観光客の方たちも多く訪れるシンガポール動物園です。私も園内でさまざまな動物を見てとてもワクワクしました。動物たちがとても近くにいるので何度も驚きましたし、まるでジャングルの中にいるような感覚にもなりました。この動物園にはここからが境界線ですというような柵がありません。ですから大きなサイが本気出せば展示スペースから出て来そうで一瞬ドキッとしたほどです(笑)。でもそんなことにはならないのです。動物園ではそれぞれの動物の生態をとてもよく研究していて、動物たちが一線を超えないよう周到な工夫が施されていました。

飼育員の方たちと共に傳谷さんも
エサやりなど動物のお世話に挑戦!

そしてシンガポール動物園は、来園者にとって楽しい所というだけでなく、動物のノアの箱舟として世界中の関係者から注目されているのです。今回はその理由を探るために、特別にバックヤードへ入れて頂き、飼育員さんたちにとても興味深いお話を伺いました。そして一緒に動物のお世話をさせて頂きました!シンガポール動物園のバックヤードで行っていることの素晴らしさと凄さは番組でお楽しみ頂きたいと思いますが、私が一番印象的だったのは、飼育員の方たちの動物に対するとても純粋な深い愛情です。いち来園者では分からなかったことをたくさん発見できた貴重な体験でした。

さらに傳谷さんはシンガポールに生息する
希少な動物の実態を探るためにジャングルへ!
珍獣の驚くべき生態をレポート

ミステリーハンター

鉢嶺 杏奈(はちみね あんな)

1989年7月19日生まれ。趣味は散歩、特技はダンス。女優としてテレビ、ラジオ、舞台、CMなどで幅広く活躍中。ミステリーハンターは今回で23回目。

【エチオピア篇】

旧約聖書に記されているノアの箱舟。ミステリーハンター・鉢嶺杏奈さんが訪れたのは、ノアの末裔がつくった国と言われているエチオピア。一体なぜエチオピアにはそのような言い伝えがあるのでしょうか?そして現代のノアの箱舟とこの国の接点とは?鉢嶺杏奈さんにお話を伺いました。

ノアの末裔がつくった国と伝わるエチオピア
この国の過去と現代の箱舟に迫る!

ノアの箱舟は、聖書の中のお話ですよね。取材前はエチオピアと聖書のお話というのが頭の中でどうしても結びつかなくて(笑)、何でエチオピアなんだろう?という想いを抱えたまま現地に向かいました。ですが、現地でエチオピアの古代文明の遺跡や遺物を見ていくうちに考えが一変しました。どれも精巧で、今の私たちからしても簡単に真似できないんじゃないかというほどの技術に感銘を受けました。それは大洪水という大災害から逃れた人、つまり他の人たちより先にスタートしていた人たちというのが納得できるような素晴らしさでした。

一枚岩を削って造られた巨大なモニュメントは
4世紀ごろ栄えたエチオピア最古の王国時代のもの

また取材をしていくとエチオピアのみなさんは、これまで他国に頼らず自分たちで考えて工夫を凝らしながら歴史を重ねてきたことが分かりました。いろいろな分野で、エチオピアならではのものがあるのです。建造物などに限らず、優れたものをたくさん持っている方たちだと思いました。

古代王国時代から信仰されてきたキリスト教
エチオピアの教会には長きに渡る 信仰の歴史が刻まれている

そんなエチオピアに、近年深刻な事態が起きました。その危機を打開するため、白羽の矢が立ったのが、現代のノア箱舟と言われている施設にも関わる佐藤和広先生です。佐藤先生が長年研究しているものはエチオピアの伝統と文化、そして日々の生活に欠かせない大切なもので、この国にしかないものもあるそうです。ノアの末裔たちと現代のノアが交錯する…不思議でもあり必然のような感じもしました。

「佐藤先生はとても穏やかで優しいのですが
研究に対してはもの凄くエネルギッシュでした
標高が高い所での取材で私はちょっとバテ気味だったのに
先生は小走りであちこち調査をしていました(笑)」(鉢嶺さん)

こぼれ話

傳谷英里香さんに、シンガポール動物園の魅力と保護活動を取材したセンザンコウについて教えて頂きました。

姿かたちだけじゃない
動物の面白さがわかる動物園

柵がないことがシンガポール動物園の大きな特徴ですが、この動物園ではそれ以外にも面白い展示方法がありました。例えば、開けた広い場所に生息している動物は、展示エリアもとても広いのです。ですから動物を見ようとしても動物がいない(笑)。よく見ると遠くの方の木陰で寝ているなんてこともありました。一瞬、動物園に来て動物がよく見えないなんてあり?!と思いましたが(笑)、なるほどこの動物はそういう動物なんだと思えたのです。間近で見るという楽しさもありますが、生態を知るというのも面白さなのですね。この動物園だからこそ、そんな発見ができたのだと思います。
また園内のレストランで食事をした時に、飲み物のストローが紙だったことも印象的でした。今プラスチックゴミの影響が問題になっていますよね。シンガポール動物園では自分たちができることをすぐに実行するという信念が動物の飼育に限らずできていると感じました。本当に素晴らしい動物園だと思います。

‘歩くマツボックリ’と言われるセンザンコウ
「初めて見ましたが、可愛かったです」(傳谷さん)

迷信から乱獲されてきたセンザンコウ
シンガポールでは保護活動に力を入れている

ユニークな姿をしたセンザンコウは、じっくり観察してみるととても愛らしく、魅力的な動物です。私は特別に触らせて頂きました。体にびっしり付いているウロコはとても固いのですが、お腹はお餅のようにぷよぷよ。鋭い爪があるのでバランスが悪いのでしょうね、歩くときは赤ちゃんみたいにヨチヨチ歩きなのです。そして番組でもご紹介したように、ジャングルの生態系を守るためにとても重要な役割を果たしています。なのに人間の迷信により密猟が絶えないと聞き、胸が痛みました。センザンコウの研究者であり保護活動を積極的に行っているヘレン先生のジャングルの調査に同行させていただきましたが、本当に地道でハードな作業でした。ヘレン先生は、もしシンガポールでセンザンコウを見かけたらすぐに連絡をしてほしいとおっしゃっていました。その電話1本が保護活動の助けになるそうです。

「ヘレン先生は1日7時間半くらいジャングルを調査するそうです
サラリとおっしゃっていましたが、本当に凄いと思います」(傳谷さん)

鉢嶺杏奈さんのエチオピア体験をご紹介します。

美味しさと奥深さに感動!
エチオピアのコーヒー

取材前にエチオピアについてほとんどイメージできなかった私ですが、唯一思い浮かんだのがコーヒーの産地として有名なことです。実際に現地では何度も美味しいコーヒーを頂きました。そしてエチオピアには、日本の茶道のようなコーヒーセレモニーというおもてなしがあるのです。今日のコーヒー豆はこれです、豆を挽きます、香りを楽しみましょうなど、コーヒーを淹れるまでの過程をお作法に則って披露するのです。単に味を楽しむだけでなく、コーヒーのことも知れますし、淹れてくださった方の気持ちも感じられる素敵なひと時でした。
また印象的だったコーヒーは、紅茶にコーヒーを入れたもの。アップルシナモンティーのような紅茶に少しコーヒーを入れたものでした。これが凄く美味しかったです!紅茶に香ばしさが加わって、爽やかで、とっても飲みやすかったです。今度家でも試してみようかと思っています。

「エチオピアの方たちがコーヒーを飲む時間を
とても大切にしていることがわかりました」(鉢嶺さん)

ちょっと控えめでシャイな
現地の方と仲良くなるには?

これまでさまざまな国を取材してきて、現地の方たちと親しくなるには、まず笑顔、一緒に食事とお酒を楽しむ、そして一緒に踊るというのが私のセオリーなんです(笑)。今回の取材でもそのセオリーは間違っていないと確信しました。取材をしたグラゲ族の方たちは、みなさん優しいのですが、とてもシャイで最初は声を掛けられるようなことはなかったのです。でも歓迎の宴の席で一緒に踊ってからは、一気に距離が縮まり、子どもから大人までみなさんに声を掛けて頂けるようになりました。日本人の感覚だと上手くないのに人前で踊るのは恥ずかしいと思ってしまいますが、そんなことは関係ないですね。どんなに下手でもみなさんの顔を見ながら踊れば、一気にみなさんと仲良くなれますよ!

「グラゲ族のダンスは基本のステップがあり
それはシンプルなのですが、リズムに乗せるのが
けっこう難しかったです。でも楽しかったです!」(鉢嶺さん)

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