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遠い昔、遥か彼方の銀河系で起きた宇宙大戦争を描く映画「スター・ウォーズ」。世界中のファンを魅了し続けるその映像に活かされていたのは、意外にも世界各地の建物や自然。今や描けない世界はないと言われる技術の進歩があるのに、そこはどんな場所なのか…？

市川さんが向かったのは…？

前作のラストシーンや最新作でもロケが行われたアイルランドの島です。でもまずはキャストやスタッフがベースにした近くの港町で、お店などを周って撮影当時の取材をしました。そこでみなさんが仰っていたのは、しばらく経ってからスター・ウォーズの撮影隊だと知ったこと。お店には何気なくやって来たそうで、ルーク役のマーク・ハミルが結構長くいたパブでも、喋って30分してから気づいたとか!?目的の島の固有種にパフィンという鳥がいて、この鳥から発想したキャラクターが映画に出ているのですが、撮影隊が泊まった宿のオーナーから聞いた話では、最初、スター・ウォーズというのをふせて、パフィンのドキュメンタリーを撮りに来ていると周りに言っていたそうですよ。でも、パフィンのドキュメンタリーでこの人数はおかしいよね？と地元全員が思っていたとか…(笑)。

地元の方たちはセットの建設にも携わられたなど、色々お聞きしましたが、みなさんがスター・ウォーズの撮影について話される時…、とてもいい空気を感じました。ロケ地になって観光客が増えたのもありますが、みなさんが撮影隊とひとつになって、映画を作った感覚を持たれているんです。愛を持ってスター・ウォーズについて語られているのが伝わってきました！

重要なシーンが撮影された目的の島へ

ボートで島へ渡る時は、一見穏やかな海でしたが、沖から離れるほど荒れて、島に近づくと天候も違いました。でもそれが独特の雰囲気に繋がるんです。地球上ではないはずの場所が目の前に現れるので、テンションが上がるというより、とても不思議な感覚です。ぜひみなさんにも感じて欲しいと思います。

またこの島はスター・ウォーズに関係なく、実はすごい場所で、信仰のために聖者が何百年も守り抜いた絶海の孤島でもあります。スター・ウォーズに興味のない方でも「修道士たちがあんなところで!?」というその特殊な様子に、きっと行ってみたくなるところだと思いました。