(毎週変わるイメージ画像)

(ひとしくん)

バックナンバー

毎週土曜日 よる9:00から放送

バックナンバー

第1454回
アメージング ギリシャ!
天空の修道院と神々が棲む山

2017年11月18日 夜9時〜

ギリシャの人びとに神々が棲む神聖な山として崇められてきたオリンポス山。その頂を目指した比嘉バービィさんに、オリンポス山トレッキングについてご自身の体験と共に教えて頂きました。

ギリシャ最高峰のオリンポス山は、標高2918メートル。私たちは最も高いミティカスという峰を目指しましたが、山頂のポイントはいくつかあり、ルートも一通りではありません。ミティカスへの登頂は、1泊2日が一般的なのですが、私たちは撮影をしながら登るので、現地ガイドの方のアドバイスで2泊3日かけていくことにしました。まず私たちは2100メートル地点まで車で行き、そこから山小屋を目指しました。

(イメージ)

かつては神の山として登山が禁止だったオリンポス山

1日目は、山登りの大変さが身に染みた1日でした。ひたすら前へ前へと歩く、それだけでも無我夢中で本当に山頂まで行けるか不安になったほどでした。でも宿泊した山小屋が想像していたものよりずっと快適で、リフレッシュすることができました。雑魚寝かと思っていたのですが、男女別の部屋があり、ベッドもあったので、しっかり眠ることができました。また山小屋で見た朝日と夕日も忘れられません。これまで見たことのない神々しく神秘的な美しさでした。

(イメージ)

「登山後に取材した方に、オリンポス山の山頂へ
行ったと言うと、『それは凄い!ギリシャ人でも
山頂へ行った人はそうはいない』と言われ
ちょっと誇らしかったです(笑)」(比嘉さん)

2日目の朝は気持ちも新たに、よし!行くぞ!という気持ちになっていましたが、山頂を目指すというのは、そう甘くはないですね(笑)。大きな石や岩の上を歩いた経験がほとんどない私は、足首の感覚がいつもと違って何度も滑り、足を踏み出すことにも苦労しました。さらに途中から、ロープとハーネスを付けると言われた時には一瞬呆然としてしまいました。そこからは、一歩一歩ガイドの方に導かれるまま必死に体を動かしていたという感じです。いっぱいいっぱいになっている私をガイドの方は励ましてくれるのですが、優しい言葉を聞くと泣きそうになってしまって(笑)、今は優しいことを言わないで!と思ったほどです。

(イメージ)

頂に残してきた番組の旗
「オリンポス山の頂上を目指すことがあったら
『世界ふしぎ発見!』の旗を探してみてください!」(比嘉さん)

そしてついに山頂に辿り着いた時には、これまでにない達成感と沸き上がるような感動がありました。山登りをする方たちの気持ちが少し分かったような気がします。また登っている時は、周りの景色を楽しむ余裕はなかったのですが、頂に立つとふしぎに苦しかったことではなく、これまでの景色が甦り、改めてさまざまな自然の美しさを見てきたなと思いました。ゼウスが愛したという風景も素晴らしかったです。麓の町から海、そして海に浮かぶ島…ギリシャ全体を見渡しているような清々しい気分になりました。

(イメージ)

外部サイトへリンクします